たくさんのカラーや模様・モルフがあることで人気のクレステッドゲッコー。
そのモルフは基本的なもので種類あり、その中でもタイガー、フレイム、ハーレクインの3種類が人気上位を占めています。
クレステッドゲッコーにはカラーバリエーションも8種類程度あり、その組み合わさり方でまったく違った印象になってきます。
今回はクレステッドゲッコーのモルフについて、一覧や人気モルフの値段などをご紹介していきます。
クレステッドゲッコーのお迎えを考えている場合は、ぜひとも参考にしてみてください。
クレステッドゲッコーのモルフの呼び方
クレステッドゲッコーのモルフは、基本的には
という順番での呼び方になります。
例えば
- ベース:クリーム色
- パターンカラー;ブラウン
- モルフ:ハーレクイン+ストライプが1本
の個体は
と呼ばれます。
少々紛らわしいですよね。
これを説明していくと、何万通りも出てきてしまい、キリがありませんので、今回はクレステッドゲッコーの基本的なモルフについて説明していきます。
クレステッドゲッコーの基本モルフの一覧!
それではクレステッドゲッコーの基本モルフについてご紹介していきますね。
*ノーマル
後に説明するようなカラーや模様に該当しない、掛け合わせのされていないモルフをノーマルと呼びます。
今では品種として呼び分けられているものでも、元々ノーマル扱いであったモルフもあります。
元々はこのノーマル同士で特徴的なものを選んで、それらを掛け合わせて現在のモルフに繋がっており、このノーマルはいわゆる全てのモルフの大元となります。
*パターンレス(ソリッド)
体に全く模様がないものをパターンレスと呼びます。
ひと昔前はソリッドと記載されることが多かったようですが、今はパターンレスで記載されています。
暗色系 #クレステッドゲッコー 、実はもう一頭いるんですよ!
— Go!! Suzuki (@HerpSupply) August 1, 2022
流石に先日の“アイツ”みたくソリッドでベルベット調とはいきませんが、このダークブラウンもなかなかじゃないです?
この感じならダーク系のタイガーやブリンドル…いや、いっそのコト、リリーと掛けても面白いかもしれませんね。 pic.twitter.com/Ce8bSG9GFI
*ダルメシアン(模様)
犬のダルメシアンのように、全身にスポットと呼ばれる黒ブチが入る個体をダルメシアンと呼びます。
程度はピンキリで、スポットの少ないものから多いものまで様々です。
また、ほとんどは黒のスポットですが、中には白や赤のスポットが入っているものもいるようです。
スポットが全身で100個を超えるものは「スーパーダルメシアン」と呼ばれ、通常のダルメシアンに比べて値段も上がるようです。
#クレステッドゲッコー
— Repti bug【公式】 (@Repti_bug) April 2, 2024
ダルメシアン♀ pic.twitter.com/bcpN8zJZAS
*ファイア(フレイム)
名前の通り、体の側面に炎っぽい模様が入っているモルフを言います。
このモルフは、成長にともなって炎っぽい模様が消えてしまうこともあるため、ヤングの時にはファイアでも、アダルトになったらファイア模様が薄くなったり、消えてしまうこともあります。
クレステッドゲッコー
— LUCK UP Reptiles🦎爬虫類ショップ🦎 (@LUCKUP_yosshi) January 31, 2025
フレイム(No.2412003)
背中とサイドのコントラストがハッキリしてきて綺麗になってきました☺️💕
少し育ってきたベビーなので、初クレスにもオススメなサイズ感です✨
#クレステッドゲッコー #爬虫類 #LUCKUPReptiles #阿佐ヶ谷 pic.twitter.com/WEXFOEykQt
*ハーレクイン
ファイアのモルフにさらに品種改良を重ね、手や足にも炎っぽい模様が出るものがハーレクインと呼ばれます。
体の側面と腕、足は細かく炎柄になり、パっと見では良くわからないような個体もいます。
も、もえちゃん?!!!
— しーちゃん (@yuzuuu0811) February 3, 2025
んっしょ、よいしょって
ちょっと鈍臭いポーズたまらん🤤🫶#クレステッドゲッコー
ハーレクイン
ハロウィン🎃
萌蔵🧡もえぞう pic.twitter.com/64t73aPuuc
*ドリッピー
こちらも名前の通り、滴る水滴のように背中からお腹にかけて、しずくのような模様が出ています。
クレステッドゲッコー
— 爬虫類倶楽部 大宮店 (@89_ohmiya) April 3, 2018
“ドリッピー レッド&クリーム”
NARBC(North American Reptile Breeders Conference & Trade Shows)買い付け!!ストロベリー🍓にクリーム🍨がしたたる美味しそうなクレスです🥤✨ pic.twitter.com/gts8BZpbu2
*ピンストライプ
背中の棘に沿って、明るい模様が入るのがピンストライプです。
「ピンストライプ」は細い縦ジマを指す品種になるので、入る縦ジマは1本とは限りません。
本日もOPENしてます♪
— れぷたいるずかふぇ ちょろちょろ 北九州 小倉の爬虫類カフェ(生体販売もしてます) (@cafe_chorochoro) January 24, 2025
❤️販売中のクレステッドゲッコー❤️国内cb❤️
写真のピンストライプ君は大人しくて触りやすいです💕ふわふわもちもちしていてスタッフはこの子にメロメロです(*´艸`)
人工フードもコオロギも勿論バッチリ好きです👌クレスちゃんは一律13000円(税込)です🙌… pic.twitter.com/gb8pWocIab
*タイガー
タイガーは体の側部から背中、反対側の体の側部にかけてトラ柄のような横縞のストライプが入るモルフになります。
ストライプが特に強いタイガーはブリンドル、スーパータイガー、スーパーブリンドルズと呼ばれ、こちらも値段もさらに上がっていきます。
クレステッドゲッコー"タイガー"
— 松 宏彰 Hiroaki Matsu (@HiroakiMatsu) January 12, 2025
一般的にノーマルタイプのひとつとされるタイガーだけど、彼女までオレンジ×黒で「虎」を体現したタイガーはそうそういないと思う。
その質感はまるで高級毛皮。#クレステッドゲッコー #crestedgecko #gecko #Correlophus #オウカンミカドヤモリ #うちの珍生物 pic.twitter.com/rGl5uTdy7F
クレステッドゲッコーのカラー一覧
次に、クレステッドゲッコーのカラー一覧をご紹介していきます。
クレステッドゲッコーのカラーは以下の通りです。
・オレンジ
・ホワイト
・オリーブ
・チョコレート
・イエロー
・レッド
・ニアブラック
・ベージュ(バックスキン)
この中で1個体の体に2色の色を持つ個体は「バイカラー」と呼ばれます。
クレステッドゲッコーのカラーは気分や飼育環境(温度など)によって体色が明るくなったり、暗くなったりします。
発色が良く明るい個体をファイアアップ、暗くなった状態をファイアダウンと呼び分けることがあります。
クレステッドゲッコーのモルフの人気ランキングは?
クレステッドゲッコーのモルフの人気ランキングはこちらです!
①タイガー
②フレイム
③ハーレクイン
④ピンストライプ
⑤ダルメシアン
筆者もクレステッドゲッコーの中ではタイガーが1番好きです。
ちなみに各モルフのお値段は以下の通りになっています。
・タイガー:20000円前後
・フレイム:15000円前後
・ハーレクイン:15000円前後
・ピンストライプ:20000円前後
・ダルメシアン:15000円前後
タイガーの中でも特に模様が強く出ている個体はスーパータイガーと呼ばれ、値段30000円前後になり、ダルメシアンの中でもスポットが100個超えるスーパーダルメシアンは20000~30000円前後になります。
最新モルフのトレンドと入手方法
クレステッドゲッコーの最新モルフは、「リリーホワイト」や「ブラックナイト」といった個性的なデザインが注目されています。
リリーホワイトは明るい白地に滑らかな模様が特徴で、希少性が高いです。
クレステッドゲッコー
— LUCK UP Reptiles🦎爬虫類ショップ🦎 (@LUCKUP_yosshi) October 29, 2024
リリーホワイト♂(No.2310016)
白くてとても美しい…☺️💕💕
#クレステッドゲッコー #爬虫類 pic.twitter.com/735JSx0JDm
一方、ブラックナイトは深い黒の体色が魅力でコレクターに人気であり、これらの最新モルフは、信頼できるブリーダーや爬虫類専門店で購入するのが最適です。
バンダイ「指まきコレクション レオパードゲッコーとクレステッドゲッコー」ガチャでレオパ(ブラックナイト)が出たわ。原型を作られた三浦二郎さんの名前もクレジットされててニヤリ😁✨ pic.twitter.com/wLaBieSI7i
— 吉本サキコ Sakiko Yoshimoto 🧞♂️🐉🦄🌈 (@Sakikogigi) December 23, 2022
また、オンラインオークションや展示会では、直接専門家と話しながら選べる利点があります。
定期的な情報収集を心掛けましょう。
初心者向きクレステッドゲッコーのモルフの選び方
初心者におすすめのモルフ
初心者におすすめのクレステッドゲッコーのモルフには、「フレイム」や「タイガー」があります。
フレイムは鮮やかな模様が特徴で、比較的手に入りやすく、価格も手頃です。
タイガーは背中に特徴的な縞模様があり、見た目のインパクトが魅力です。
また、「バイカラー」も人気で、シンプルながら美しい配色が初心者にとって扱いやすい選択肢です。
これらのモルフは健康で丈夫な個体が多いため、飼育を始めやすい点もポイントです。
飼育環境に合ったモルフの選び方
クレステッドゲッコーを選ぶ際、飼育環境に合ったモルフを選ぶことが重要です。
湿度の高い環境を維持しやすい場合、「ハーレクイン」や「フレイム」のような丈夫なモルフが適しています。
一方、ケージ内のデザイン性を重視するなら、華やかな模様を持つ「リリーホワイト」や「ダルメシアン」もおすすめです。
照明や湿度管理に自信があるなら、希少モルフに挑戦するのもよいでしょう。
自分のライフスタイルや設備に合わせた選び方を心掛けてください。
クレステッドゲッコーの値段とコスト
初期費用の内訳と節約ポイント
クレステッドゲッコーの飼育にかかる初期費用は、ケージ、照明、保温器具、床材、隠れ家、餌皿、そして最初の餌代が含まれます。
一般的な予算は1万円〜2万円程度ですが、セット商品を選ぶことでコストを抑えることが可能です。
また、隠れ家やデコレーションアイテムをDIYで作成するのもおすすめですが、保温や湿度管理に必要な機器は品質を優先して選びましょう。
必要なものに投資しつつ、無駄な出費を抑える工夫が重要です。
ランニングコストと維持費の目安
クレステッドゲッコーのランニングコストは、月々2,000円〜3,000円が一般的です。
主な内訳としては、餌代、電気代、湿度を保つための霧吹きや水分供給システムの維持費が含まれます。
餌は昆虫や専用のゲッコーフードが中心で、まとめ買いや冷凍餌を活用することでコストを抑えることが可能です。
また、電気代は保温器具や照明によって変動するため、省エネ機器を選ぶのがおすすめです。
適切なメンテナンスを心掛けることで、長期的に費用を抑えられます。
クレステッドゲッコーのモルフ・カラー一覧!【まとめ】
いかがでしたか?
今回はクレステッドゲッコーのモルフについてご紹介しました。
クレステッドゲッコーなどの爬虫類のモルフは年々品種改良がされ、新しいモルフが増えていっています。
そういった新種モルフは珍しく魅力的な反面、値段がずば抜けて高いものや中には度重なる品種改良の結果、神経障害や腫瘍が出来やすいものなど、マイナス面があるものがあります。
どのモルフを選ぶかは飼い主の好みになります。
「高いモルフ=いいモルフ」というわけではなく、それぞれに良さがありますので、飼育を考えている際にはぜひともいろいろなモルフを見てみてくださいね。