クレステッドゲッコーは、初心者にも人気の高い飼いやすいヤモリですが、快適な飼育環境を整えるには湿度や隠れ家の工夫が欠かせません。
そこで注目されているのが「観葉植物」です。
観葉植物は、湿度を自然に保ち、登り場や隠れ場所としても機能するため、クレスにとってストレスの少ない環境づくりに役立ちます。
さらに、見た目も美しく、ケージのインテリア性もアップします。
この記事では、クレステッドゲッコーに適した観葉植物5選を中心に、選び方や人工植物との使い分け、レイアウトのコツ、育てる際の注意点まで詳しく解説します。
クレステッドゲッコーの飼育方法総合まとめについてはこちらを参照してください。
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クレステッドゲッコーに観葉植物が与えるメリット

空気の清浄化と湿度の維持
植物は二酸化炭素を吸収して酸素を放出し、空気を清浄化する働きがあります。
この自然の空気循環が、飼育空間をより快適に保つ手助けをします。
また、クレステッドゲッコーの飼育には湿度管理が重要です。
植物は水分を保持しやすく、周囲の湿度を適度に維持する役割も果たし、これにより、クレステッドゲッコーが快適と感じる湿度環境を自然に作り出せます。

隠れ場所や休む場所
クレステッドゲッコーはシェルターを隠れ家や休む場所として利用しますが隠れ家は1つあれば十分というわけでもありません。
観葉植物が作る緑の空間は、飼育ケース内に自然な雰囲気を演出し、クレスが隠れたり休んだりするための安心できる場所となるためストレスを軽減します。
このように、観葉植物は飼育環境の質を向上させます。

活動性を高める
植物の枝や葉は、登ったり休憩したりするための理想的な遊び場となり、クレスの活動性を高めます。
さらに、植物が放つわずかな香りや色彩は、ゲッコーの感覚を刺激し、自然に近い環境を再現することで健康促進につながります。
クレステッドゲッコーの観葉植物のおすすめ5選

クレステッドゲッコーの飼育環境に適した観葉植物を選ぶ際には、湿度を維持しやすく、登り場として機能し、かつ無毒で安全なものを選ぶことが重要です。
- 育てやすく丈夫な種類
初心者には、管理が簡単で枯れにくいポトスやサンスベリア、モンステラなどがおすすめです。
いずれも丈夫で成長も早く、飼育ケースに自然な緑を加えるのに適しています。 - 湿度を保つ効果がある植物
フィロデンドロンやスパティフィラム、パキラなどは葉に水分を蓄えやすく、自然な加湿効果が期待できます。
特にクレスが好む高湿度環境に適しています。 - 毒性がないこと
万が一クレスが舐めたりかじったりしても安全であることが大前提です。
観葉植物を選ぶ際は必ず無毒であることを確認しましょう。
以下の条件でクレステッドゲッコーにおすすめの観葉植物を5つご紹介します。
ポトス
ポトスの中で遊んできたよ🪴#クレステッドゲッコー #爬虫類好きと繋がりたい pic.twitter.com/bjveDsR0LM
— リシア (@RlbHh8) March 17, 2023
まず、最もおすすめなのはポトスです。
ポトスは非常に丈夫で、湿度や温度の変化にも強く、ツルを伸ばして成長するため、クレスが登るのに最適な環境を作ることができます。
葉が大きくしっかりしているため、隠れる場所としても機能し、自然な雰囲気を演出するのにもぴったりです。
ただし、市販されているポトスは農薬が使われていることが多いため、購入後は必ず葉を水でしっかり洗うことが大切です。
シダ類
リンツさんとゴディバさんを同居させる事にしたので、おうちをリセットしました😁
— ぽんちゃんま (@ponchannma) July 8, 2021
今回は、大きなシダをポイントに植えてみました😉
2枚目は、リセットを待つ間、狭いプラケに閉じ込められて怒っているリンツさん🤬#クレステッドゲッコー #レイアウト #リセット pic.twitter.com/vo9PCT5upu
次に、シダ類もクレスの飼育環境に適しています。
にネフロレピス(タマシダ)は丈夫で、クレスが葉の上に乗っても崩れにくく、高湿度の環境を維持するのに役立ちます。
葉が細かく密集しているため、隠れ家や休憩場所としても優れています。ただし、乾燥に弱いため、こまめな霧吹きが必要です。
また、アジアンタムのような種類は繊細で、水切れするとすぐに枯れてしまうため、維持管理には少し注意が必要です。
フィロデンドロン
フィロデンドロン・フロリダゴースト👻のアランドロンさんとクレステッドゲッコーのジョーカーさん🃏
— Tera 884 (@reo_tera) June 3, 2023
熱帯アメリカが群生地のフィロデンドロンとニューカレドニア生息のクレステッドゲッコーは自然界では出会うことは無いのかな?こんなことができるのも楽しみの一つ🌱🦎 pic.twitter.com/GuLiuE4QG4
ポトスと並んで人気のある植物にフィロデンドロンがあります。
フィロデンドロンはポトスに似たツル性の植物で、葉が柔らかく傷つきにくいため、安全に使用できます。
ツルを壁や枝に絡ませることで、クレスが登る環境を作ることができるだけでなく、湿度を維持する効果も期待できます。
耐陰性があり、テラリウム内の光量が少なくても育つため、管理の手間が少ないのも魅力です。
ただし、農薬が付着していることが多いので、しっかり洗ってからの使用を推奨します。
ドラセナ
レイアウトケージはええで③#爬虫類好きとつながりたい#クレステッドゲッコー#ドラセナ pic.twitter.com/pWoMkCHV2U
— おむつ【爬虫類】 (@omutsukomatsu) August 29, 2020
また、縦に成長する植物としてドラセナもおすすめです。
特にドラセナ・コンパクタやソングオブインディアといった品種は、太めの茎を持ち、クレスが登るのに適しています。
葉の形状が美しく、爬虫類向けのレイアウトに取り入れると、ジャングルのような雰囲気を演出することができます。
ドラセナは比較的乾燥にも強く、初心者でも育てやすい植物ですが、クレスの飼育環境では適度に霧吹きをして湿度を維持する必要があります。
成長が遅いため、大きくなるまで時間がかかる点には注意が必要です。
サンセベリア
クレスの集合ベッド
— TreeMate2号 🦄 (@treemate02) February 24, 2019
サンセベリアは便利#クレステッドゲッコー pic.twitter.com/M8627iuVCl
サンセベリアもクレスの飼育環境に取り入れやすい植物です。
厚みのある葉を持ち、乾燥に強いのが特徴で、登り場としても機能します。
さらに、二酸化炭素を吸収して酸素を放出する作用が強く、テラリウム内の空気を浄化する効果も期待できます。
ただし、湿度が高すぎると根腐れを起こしやすいため、通気性の良い環境を作ることが大切です。
また、葉が硬めなので、クレスが飛び乗った際にバランスを崩すことがあるため、配置を工夫する必要があります。
このように、クレステッドゲッコーの飼育環境に適した観葉植物はいくつかありますが、それぞれにメリットと注意点があるため、環境に合ったものを選び、適切に管理することが大切です。
組み合わせて配置することで、より自然に近い快適な空間を作ることができるでしょう。
クレステッドゲッコーの観葉植物は人工植物でも良いの?

ここまでの観葉植物は本物の植物をベースに話を進めていますが、最近では高性能な人工植物もあるので選択肢に入ります。
そのためクレステッドゲッコーの飼育環境に植物を取り入れる際、本物の観葉植物と人工植物のどちらを選ぶべきか悩む方も多いかもしれません。
それぞれにメリット・デメリットがあり、目的やライフスタイルに応じた使い分けが大切です。
本物の植物
観葉植物に隠れるちびクレス🦎#クレステッドゲッコー #爬虫類#くれす pic.twitter.com/yByg4c1UiW
— クレオ (@1reo11creature) March 19, 2025
まず、本物の観葉植物は自然の湿度を保つ力や空気清浄効果があり、リアルなジャングル感を演出できます。
ゲッコーにとっても隠れ場所や登り場として機能し、より自然に近い環境づくりに役立ちます。
しかし、日々の水やりや剪定、虫対策など、一定の手間がかかる点には注意が必要です。
人工植物
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— Leafチャンネル ~そうパパ【復活中⭕️】 (@Leaf_ch_0407) March 20, 2021
一方、人工植物は枯れることがなく、また成長することもないのでほとんど手間がかかりません。
衛生管理もしやすいため、忙しい方や初心者には特におすすめです。
素材によってはリアルな質感のものも多く、上記の参考ツイートのように見た目にも十分な満足感を得られます。
ただし、湿度調整などの実用面では本物に劣るため、あくまで装飾がメインとなります。
ハイブリッド型レイアウト
そこでおすすめなのが、両者を組み合わせた「ハイブリッド型レイアウト」です。
たとえば、背面や側面に人工ツタを這わせて手間を軽減しつつ、中央に1~2鉢の本物の観葉植物(モンステラやフィロデンドロンなど)を置けば、自然な雰囲気と管理のしやすさを両立できます。
自分の生活スタイルや飼育経験に合わせて、無理なく継続できる方法を選ぶことが、ゲッコーとの快適な暮らしにつながるでしょう。
クレステッドゲッコーが喜ぶ観葉植物のレイアウト

クレステッドゲッコーの飼育ケース内で観葉植物を配置する際は、ゲッコーが利用しやすい環境を作ることが大切です。
ケースの背面にはツタ系植物を這わせると、ゲッコーが登ったり隠れたりできる立体的な空間を提供できます。
また、中央にはモンステラやアンスリウムのような大きな葉を持つ植物を配置し、隠れ場所を増やしましょう。
さらに、底面にはシダ植物を敷くと湿度が保たれるとともに、自然の地面に近い雰囲気が演出できます。
このような配置は、ゲッコーに安心感を与え、活動を促進します。
観葉植物の育成とメンテナンス

クレステッドゲッコーと観葉植物を共存させるためには、両者が快適に過ごせる管理方法を実践することが大切です。
まず、植物が過剰に成長しないように適度なトリミングを行い、ゲッコーの動きやすさを確保しましょう。
また、植物に水を与える際は、ケース内の湿度が高くなりすぎないよう注意が必要です。
さらに、ゲッコーの健康を守るため、植物に使用する肥料や薬剤は無害なものを選びます。
定期的に植物とケース内の掃除を行い、清潔で安全な環境を維持することがポイントです。
まとめ:観葉植物でクレステッドゲッコーの飼育を楽しもう
今回の記事では、クレステッドゲッコーと観葉植物の相性や、具体的な植物の選び方、配置のコツ、育成の注意点について詳しく解説しました。
観葉植物を取り入れることで、ゲッコーの健康と幸福度を高めることができます。
さらに、ケース内の環境を観察し、必要に応じて調整を加える柔軟さが大切です。
また、新しい植物を試す際は、小さいものから始めて安全性を確認することをおすすめします。
これからもゲッコーが喜ぶ環境作りを楽しんでください!
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いや、読んでくださいお願いします(土下座)