ミシシッピアカミミガメを見つけたらどうする?飼育・販売禁止のルールも解説!

ミシシッピアカミミガメは、日本の川や池で頻繁に見かける外来種のカメです。

その愛くるしい見た目からペットとして人気を博した時期もありましたが、環境への悪影響が問題視され、現在では飼育や販売に関する規制が強化されています。

「ミシシッピアカミミガメを見つけたらどうすればいいのか?」と思ったことはありませんか?

本記事では、ミシシッピアカミミガメの特徴や対応方法、さらに飼育を希望する場合のルールや注意点について詳しく解説します。

実際に飼育している方の声も交え、彼らの魅力や注意点をお伝えします。

目次

ミシシッピアカミミガメを見つけたらどうする?

見かけただけでは通報義務はない  

ミシシッピアカミミガメを見かけただけの場合、通報の義務はありません

ただし、自治体や環境保護団体が外来種に関する情報を収集している場合があります。

その場合は、連絡することで適切な対応をとってもらえる可能性があります。

特に、公園や公共の池などでミシシッピアカミミガメが在来種の生態系に悪影響を与えている場合は、報告を検討すると良いでしょう。

自分で飼育したい場合はどうする?  

ミシシッピアカミミガメは「条件付特定外来生物」に指定されています。

しかし、新たに飼育を始める場合でも、販売目的でない限り許可を取得する必要はありません。

これは、既存の飼育希望者が適切に管理することを前提にしたルールです。

ただし、飼育を始める際には、以下の点に注意してください。

  • 適切な飼育環境の整備

ミシシッピアカミミガメには水場と陸地の両方が必要です。
水槽には日光浴ができる場所を用意し、水質を清潔に保つことが重要です。

  1. 飼育放棄や放流の禁止

飼育が難しくなった場合でも、野外に放流することは法律で厳しく禁止されています。
無責任な行動は、生態系に深刻な影響を与える可能性があります。
やむなく手放す場合は、自治体や専門機関に相談してください。

  1. 終生責任を持つ覚悟  

ミシシッピアカミミガメは長寿で、30年以上生きることもあります。
一度飼育を決めたら、責任を持って最後までお世話をしましょう。

ミシシッピアカミミガメの見分け方  

ミシシッピアカミミガメの特徴とは?

ミシシッピアカミミガメは、その名の通り、耳の後ろに赤いラインがあるのが特徴です。

この「赤耳」が名前の由来となっています。

甲羅は緑がかった黒色で、不規則な模様があり、成体では甲羅の長さが約20cm以上になることもあります。

幼体の頃は「ミドリガメ」と呼ばれることが多いですが、成長するにつれて体色が濃くなり、正式には「アカミミガメ」として知られるようになります。

また、意外と動きが素早く、特に水中での動きは俊敏です。

陸上では手足を伸ばして甲羅干しをする姿が観察でき、これがまた癒しを与えてくれます。

実際に飼育している方からは、「餌をあげるときに寄ってくる姿がとても可愛い」という声も多く、彼らの愛嬌に魅了される人も少なくありません。

ミシシッピアカミミガメと「ミドリガメ」の違い

実は、「ミドリガメ」と呼ばれるのは、幼体時期のミシシッピアカミミガメのことです。

幼い頃は明るい緑色の甲羅を持つため、こう呼ばれることが一般的ですが、成長すると色が変わり、赤耳のラインがより際立つようになります。

このため、「ミドリガメ」と「アカミミガメ」は同じ種であり、成長段階での呼び名が異なるだけです。

ミシシッピアカミミガメを見つけたらどうする?【まとめ】  

ミシシッピアカミミガメを見つけた場合、その扱いには注意が必要です。

特に、飼育を希望する場合は、法律や生態系への影響を正しく理解することが重要です。

動きの素早さや甲羅干しをする愛らしい姿、餌を求めて寄ってくる仕草など、ペットとしての魅力は多くありますが、終生責任を持つ覚悟が求められます。

この機会に、正しい知識を身につけ、カメも環境も大切にする行動を心がけましょう。

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