ボールパイソン・バナナ|特徴・価格・遺伝まとめ

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その美しい見た目から、思わず目を奪われる「バナナボールパイソン」。

バナナの果実のような明るい黄色と、紫がかった模様が特徴のこのモルフは、ボールパイソンの中でも非常に人気があります。

見た目のインパクトだけでなく、性格も比較的おとなしく、初心者にも飼育しやすいことから、ペットスネークとして注目されています。

この記事では、バナナモルフの特徴や価格相場、遺伝の仕組み、他モルフとの違いなどを詳しく解説していきます。

これからバナナボールパイソンをお迎えしたいと考えている方や、モルフの魅力をもっと知りたい方はぜひ参考にしてください。


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目次

ボールパイソン・バナナモルフの特徴と魅力

見た目の特徴

バナナボールパイソンは、その名の通り「バナナのような黄色い体色」が特徴の美しいモルフです。

明るい黄色〜オレンジの地色に、ラベンダーやグレーがかった淡い模様が入り、まるでスイーツのような愛らしさを感じさせる見た目から、爬虫類ファンの間で高い人気を誇ります。

模様の配置や色合いには個体差があり、成長するにつれて「そばかす」と呼ばれる黒い斑点が浮かび上がってくることもあります。

このそばかすの出方も個体差が大きく、「たくさん出るタイプが好き」「少ない方が上品で好み」など、好みで選べる点もバナナモルフの魅力のひとつです。

性格と飼いやすさ

派手な見た目に反して性格はとても穏やかで、人慣れもしやすいため、初めてボールパイソンを飼う方にもおすすめです。

さらに、流通量が多く価格も比較的手頃なため、入門モルフとしても選ばれやすい傾向があります。

繁殖が楽しい

また、繁殖の楽しみもあるモルフで、後述するように遺伝的にも扱いやすく、他モルフとの組み合わせでさまざまなバリエーションを生み出すことができます。

見た目・性格・価格・繁殖のバランスが取れた、非常に優秀なモルフといえるでしょう。


ボールパイソン・バナナモルフの価格相場と入手性

バナナボールパイソンは人気モルフの一つですが、価格は比較的手の届きやすい範囲にあります。

特にオスのバナナ個体は流通量が多く、価格も控えめです。

ベビーのオスの価格

一般的には、ベビーのオスであれば2万~3万円前後で販売されていることが多く、モルフの中では入門向きといえるでしょう。

ベビーのメスの価格

一方で、メスのバナナ個体はやや高めです。

これは繁殖の観点からメスが希少価値を持ちやすく、需要が高まる傾向にあるためです。

メスのベビーであれば5万~7万円前後、アダルトの繁殖適齢期のメスになると10万円以上の価格が付くこともあります。

コンボモルフはさらに価格が上がる

また、バナナをベースにしたコンボモルフ(例:バナナエンチ、バナナピンストライプなど)は、見た目がさらに派手になるぶん、価格もやや上がります。

これらの個体は5万円〜10万円以上で取引されることが一般的です。

入手性についても、バナナモルフは非常に流通量が多く、爬虫類専門店や即売会イベント、ネット通販などで比較的簡単に見つけることができます。

とくにオス個体は多く流通しているため、初めてモルフ個体を探す人にもおすすめしやすい存在です。


ボールパイソン・バナナモルフの遺伝の仕組み(繁殖向け)

ボールパイソン・バナナは、「コドミナント遺伝(正確にはセックスリンク型のコドミナント)」という遺伝形質を持っています。

これは、ノーマルの親と掛け合わせた場合でも、約50%の確率でバナナの特徴が現れるという扱いやすい遺伝形式です。

ただし、バナナモルフの大きな特徴の一つに、「性染色体に連動する遺伝」があります。

つまり、オスから生まれた子にバナナの特徴が出やすいか、メスに出やすいかは血統によって異なるという少し特殊な遺伝傾向があります。

たとえば、以下のようなパターンがあります。

  • オス(バナナ)× メス(ノーマル) → オスにバナナが出やすい血統
  • メス(バナナ)× オス(ノーマル) → オスメス半々でバナナが出やすい

このため、繁殖目的でバナナモルフを飼育する場合は、どのような血統を掛け合わせるかによって生まれる子どもの見た目や性別の傾向に影響が出ます。

また、バナナモルフ同士を掛け合わせることで、「スーパーバナナ」と呼ばれるより淡く明るい色合いの個体が生まれることがあります。

参考ツイート

スーパーバナナは色の薄さだけでなく、斑点(そばかす)が出にくく、より洗練された見た目になる個体も多いです。

さらに、バナナモルフは他のモルフとの相性も良く、「バナナクラウン」や「バナナピンストライプ」「バナナエンチ」など、派手で個性的なコンボモルフも多数存在しています。

繁殖に興味がある方にとっては、創作意欲をかき立てられる存在といえるでしょう。


バナナモルフと他の黄色系モルフの違い

ボールパイソンには、バナナモルフ以外にも黄色系のカラーを持つモルフがいくつか存在します。

見た目が似ているため、初めての方は「どれがどれか分からない」と感じることもあるでしょう。

ここでは、バナナモルフと混同されやすい代表的なモルフとの違いを紹介します。


バンブルビーとの違い

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バンブルビーは「スパイダー × パステル」の組み合わせで作られるモルフで、黄色い体色に強くはっきりとした黒いライン模様が特徴です。

一方、バナナはもっと柔らかい印象で、模様も淡くぼやけていることが多いです。

また、バナナには成長とともにそばかすが出る特徴がありますが、バンブルビーにはそうした変化は見られません。


レモンブラストとの違い

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レモンブラストは「パステル × ピンストライプ」で作られるモルフで、明るい黄色とストライプ状の模様が特徴です。

バナナモルフと同様に黄色系ではありますが、体全体に細い線が入り、ややくすんだ色合いになる傾向があります。

バナナは模様がスポット状で、色もよりフルーティーで鮮やかな印象を持ちます。


ファイヤーとの違い

参考ツイート

ファイヤーはバナナほど鮮やかではなく、やや白っぽい黄色やクリーム色に近い色合いをしています。

模様もバナナよりもくっきりしていることが多く、「バナナのような鮮やかさ」を求めている人には少し物足りなく感じるかもしれません。


これらの黄色系モルフはどれも美しく個性的ですが、そばかすが出る・色が濃く艶やか・穏やかな印象といった点で、やはりバナナは唯一無二の存在感を放っています。


ボールパイソン・バナナはどんな人におすすめ?

バナナモルフは、見た目の美しさと飼いやすさを兼ね備えた非常にバランスの良いモルフです。

そのため、以下のような方に特におすすめです。


初めてヘビを飼う初心者の方へ

ボールパイソン自体が性格がおとなしく、攻撃性も低いため初心者向けと言われていますが、バナナモルフはその中でも特に扱いやすく、安心して飼育を始められる個体が多いです。

見た目も可愛らしく、ペットとしての満足度も非常に高いでしょう。


モルフのバリエーションを楽しみたい中級者の方へ

他のモルフとの組み合わせで多彩なコンボが生まれるため、見た目に変化を求める飼育者やコレクターにとっても魅力的です。

「バナナ○○」と呼ばれる派手なコンボモルフも多く、自分だけの美しい個体を探す楽しみがあります。


繁殖に挑戦したい上級者の方へ

コドミナント遺伝のモルフなので、繁殖初心者にも比較的扱いやすい遺伝形質です。

スーパーバナナを狙ったブリーディングや、他モルフとの掛け合わせによるコンボ作出など、繁殖の奥深さを学ぶ題材としても優秀です。


総じて、「見た目もよくて飼いやすいヘビが欲しい」「繁殖も考えていきたい」という方には、非常に相性の良いモルフと言えるでしょう。


まとめ

バナナボールパイソンは、鮮やかな黄色とラベンダー模様の美しさ、そしてそばかすのような斑点が加わる独特の魅力を持つモルフです。

見た目の派手さだけでなく、性格も穏やかで扱いやすいため、初心者から上級者まで幅広い層に人気があります。

価格も比較的手頃で、遺伝の仕組みも理解しやすく、繁殖にも向いていることから、「見た目」「飼いやすさ」「繁殖のしやすさ」のすべてを備えたバランスの良いモルフと言えるでしょう。

これからボールパイソンを飼おうと考えている方にとって、バナナモルフは非常に魅力的な選択肢のひとつです。

ぜひ、お気に入りの1匹を見つけて、ヘビとの暮らしを楽しんでみてください。

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