ボールパイソンの脱皮前は餌を与えていい?目が白い・食べない原因と対処法を解説!

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ボールパイソンの目が白く濁っていたり、突然餌を食べなくなったりすると、「病気なのでは?」「何か異常が起きているのでは?」と不安に感じる方も多いかもしれません。

結論から言えば、脱皮前であっても本人が問題なく食べるのであれば、餌を与えても構いません。

ただし、目の白濁や神経質な様子が見られる時期は消化が遅くなることもあるため、無理に与えたり、大きな餌をあげたりするのは避けるのが無難です。

また、目の白濁は脱皮が近づいているサインであり、視界の悪化によって一時的に神経質になることもあります。こうした行動は、体が脱皮の準備をしている自然な反応です。

この記事では、ボールパイソンの脱皮前の餌の与え方、目が白くなる仕組み、拒食や便秘といった脱皮前の兆候、対処法までを詳しく解説していきます。

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目次

ボールパイソンの脱皮前は餌をあげるべきか?

脱皮前のボールパイソンに餌を与えるべきかどうかは飼い主によって違いがありますが、基本的には食べない個体のほうが多いのではないでしょうか。

ボールパイソンの脱皮は皮を脱ぐようにして行うため、その際に餌を飲み込んだままだと胴体が太くなり、うまく脱皮が出来ないのを防ぐために餌を食べなくなると言います。

筆者が飼育している蛇だと、脱皮前は餌が小さければ食べるし胴体くらいの太さなら食べないことが多いかなぁ、というような体感です。



与えるか与えないかは飼い主の自由ではありますが、1度解凍したマウスは食べなかった場合破棄するしかないので、脱皮前の兆候が表れている場合はやめておく方が無難かもしれません。


ボールパイソンの脱皮前に餌を与えるときの注意点

脱皮前でも食欲がある個体には「餌を与えても良いのでは?」と考えることもあるかもしれませんが、与える場合にはいくつか注意すべきポイントがあります。

ハッキリと兆候が表れてからは控える

まず基本として、脱皮の兆候がはっきりと出てからは給餌を控えたほうが無難です。

特に「目が白濁している」「神経質になっている」といった様子があるときは、餌を与えても食べないどころかストレスの原因になってしまうこともあります。

脱皮前は、小さめの餌を与える

与えるとすれば、目が白くなる前の段階で、「そろそろ脱皮しそうかも?」という時期に、小さめのマウスを与えるようにしましょう。

普段与えている餌のサイズでは、消化しきれずに脱皮の妨げになってしまうことがあります。

給餌を見送る判断も大切

また、脱皮前は拒食する個体も多いため、解凍したマウスを無駄にしないためにも、食べるかどうか迷う時期には給餌を見送る判断も大切です。

さらに、ケージ内に餌を置きっぱなしにするのは絶対にやめましょう。

食べ残したマウスが腐敗して不衛生になるだけでなく、ダニや害虫を呼び寄せる原因にもなります。

脱皮前の繊細な時期にこうしたトラブルが重なると、体調を崩してしまうリスクも高まります。


ボールパイソンの目が白いのはなぜ?脱皮との関係や見分け方

ボールパイソンの目が白く濁ったように見えるのは、脱皮前のごく一般的な兆候です。

これは、古い皮の下に新しい皮が作られる過程で、目の表面にある透明な膜も浮き上がってくるためです。


参考ツイート

その結果、光の加減によって白く、あるいは青白く見えるようになります。

この現象は、英語では「ブルー期(blue phase)」とも呼ばれますが、日本語圏では一般的な表現ではなく、「目の白濁」と言われるのが普通です。

どちらも同じ現象を指しており、段階的な違いがあるわけではありません。

脱皮の流れと目の変化のタイミング

目の白濁は、脱皮が近づいているサインです。

通常は白く濁った状態が3〜5日程度続き、その後いったん元の透明な目に戻ります。

このタイミングで「脱皮が終わった?」と勘違いされることもありますが、実はそこから1〜3日ほどで脱皮が始まります。

つまり、脱皮の流れは以下のようになります:

  1. 目が白く濁る(=脱皮前兆)
  2. 白濁が引いて目が元通りに見える
  3. 1〜3日以内に脱皮が始まり、皮が一気に剥がれる

脱皮は夜間に行われることが多いため、朝気づいたときにはすでに終わっていることもよくあります。

白濁中は視力が落ちる?

ボールパイソンに限りませんが脱皮前の目の白濁中、ヘビの視力はかなり落ちます

蛇の視力は元々低く人間のようにはっきりとモノが見えているわけではありませんが、目が白く濁っている間は、ほとんど見えていないか、ぼんやりとしか見えていません。

そのため、神経質になったり、驚いて威嚇してくることもあります。刺激を避け、できるだけ静かにしておいてあげましょう。

脱皮とそれ以外の原因の見分け方

目の白濁に加えて、

  • 餌を食べない
  • 水に浸かる時間が長くなる
  • 便秘がちになる
  • 神経質になる
    といった症状が見られる場合は、ほぼ脱皮前の自然な反応と考えて問題ありません。

脱皮以外で目が白くなることもある?

まれに、外傷や感染症、角膜異常などの病気でも目が白くなることがあります。

以下のような場合は注意が必要です。

  • 片目だけが白い
  • 白濁が1週間以上続いている
  • 脱皮の兆候が他にまったく見られない

このようなときは、早めに爬虫類に詳しい獣医師に相談するのが安心です。

脱皮後に目は元に戻る?

はい、脱皮が正常に終われば、目は完全に透明な状態に戻ります。

もし脱皮後も目の白濁が残っている場合は、目の膜がうまく剥がれなかった=脱皮不全の可能性があります。

この場合は、無理に剥がさず、

  • ぬるま湯にしばらく浸す
  • 湿らせた綿棒などでやさしく拭う
    といった方法で、丁寧に除去してあげると改善します。

ボールパイソンの脱皮前の兆候は?拒食や便秘、目の変化など!

ボールパイソンは脱皮前に目の白濁以外にも以下のような様々な兆候を見せることがあります。

*目が白濁する
*ご飯を食べなくなる
*便秘をする
*神経質になる
*水入れに浸かりっぱなしになる

このような状態が見られたら脱皮前の兆候ですので、もし神経質になっている様子がみられたらそっとしておきましょう。


参考ツイート

水入れにずっと入っているのは脱皮をしやすくするためと言われていますので、ボールパイソンが入ってない時に様子を見て水を交換してあげてください。

餌を食べないとしてもそれは脱皮をしやすくするための行動ですので無理強いをしないようにしましょう。

また、便秘も心配にはなりますが、多くの場合は脱皮と一緒に排泄をする可能性が高いのでしばらく様子をみるようにしましょう。

前述した通り、脱皮のタイミングとしては目の白濁などの脱皮前の兆候が表れた後、目の白濁が1度引き、その後脱皮をするようなタイミングになります。

白濁が引いたらいよいよ脱皮ですのであまり構いすぎないようにしてあげてください。

ボールパイソンの脱皮頻度は?

ボールパイソンなどの蛇はベビーのころは2週間に1回など高頻度で脱皮していきます。

そしてその後アダルトになるにつれて脱皮の頻度が下がっていき、2~3ヶ月に1回で落ち着いていきます。

ボールパイソンは成長につれて脱皮しているのもありますが、体を清潔に保つために脱皮をしていると言われています。

そのため、アダルトになってからも定期的に脱皮をし、体をきれいに保っています。

まとめ

ボールパイソンが脱皮をスムーズに行うためには、適切な湿度管理と静かな環境作りが欠かせません。

特に、体がすっぽり入るサイズの水入れを設置しておくことで、自ら浸かって脱皮を助ける行動が見られることもあります。

脱皮前には目の白濁や拒食、水に浸かるなどの兆候が見られますが、こうした行動は自然な反応ですので、無理に構わずそっと見守ることが大切です。

湿度はケージ内で50〜70%を保つようにし、乾燥気味の環境では脱皮不全のリスクが高まります。

もし脱皮の皮が一部残ってしまった場合は、ぬるま湯に浸してやさしく剥がすなどの処置を行いましょう。

脱皮は定期的に起こる自然なプロセスですので、日頃から兆候を観察し、環境を整えることで、トラブルを防ぎながら健康な飼育を続けることができます。

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