クレステッドゲッコーのダルメシアンとは?特徴・作出・価格を解説!

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クレステッドゲッコーの中でも、ちょっと個性的な見た目で人気なのが「ダルメシアン」と呼ばれるモルフです。

その名のとおり、体にランダムに入った黒い斑点が特徴で、「まるで爬虫類版のダルメシアン犬みたい!」と多くの飼育者を惹きつけています。

しかし、このダルメシアンというモルフは見た目のインパクトに反して、性格や飼育方法はノーマルのクレスとほとんど変わらず、初心者にも非常におすすめです。

本記事では、クレステッドゲッコーのダルメシアンとはどんなモルフなのか、斑点の出方や交配による作出の背景、購入時のチェックポイントなどをわかりやすく解説します。

見た目だけじゃない、ダルメシアンモルフの奥深さをぜひ感じてください。

クレステッドゲッコーの飼育方法総合まとめについてはこちらを参照してください。


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目次

クレステッドゲッコーのダルメシアンとは?

ダルメシアンの特徴

ダルメシアンとは、クレステッドゲッコーの体に黒や茶色の斑点(スポット)がランダムに入るモルフ(品種)のことです。

模様が斑点状になるため、その名の通り犬のダルメシアンを思わせるような外見が特徴です。

斑点の入り方は個体によってさまざまで、点の数が少ない「ライトスポット」タイプから、体全体に密集して入る「スーパーダルメシアン」と呼ばれるタイプまで、バリエーションが豊富です。

ときには、赤や緑のスポットを持つ個体も現れ、より個性的な見た目を楽しめます。

また、ダルメシアンは単独モルフというより、「フレイム」や「ハーレクイン」など他のモルフにスポットが加わった形で出現することが多く、ダルメシアン・ハーレクイン、ダルメシアン・ピンストライプといった複合型もよく見られます。

性格や体質の違いはあるの?

見た目にインパクトがあるため「性格が荒いのでは?」「病気に弱いのでは?」といった不安を持つ方もいますが、ダルメシアンは見た目が違うだけで、性格・寿命・大きさ・餌の好みなどはノーマルのクレスと変わりません。

斑点はあくまで外見的な特徴であり、遺伝的な健康リスクや飼育難易度には影響しないため、初心者の方にも安心して飼育していただけるモルフです。


クレステッドゲッコーのダルメシアンはどうやって生まれた?

ダルメシアンというモルフは、もともとクレステッドゲッコーの中に自然発生的に現れた斑点模様を持つ個体から始まりました。

初期のブリーダーたちは、そのスポットが入ったユニークな個体に注目し、「もっと斑点が多く、はっきりした個体を作れないか?」と、選別交配を行いながら系統を育てていきました。

このような過程で、スポットの数や濃さが安定的に現れるラインが確立され、やがて「ダルメシアン」としてモルフ名が定着しました。

現在では、スポットの入り具合で価値が大きく変わるほど、見た目の個性が重視されています。

完全に遺伝するわけではない?

ダルメシアンの斑点模様はある程度遺伝しますが、スポットの出方には個体差が大きく、予測が難しいのも特徴です。

ダルメシアン同士を掛け合わせても、斑点が薄い個体が生まれることもあれば、予想以上に斑点が増える場合もあります。

つまり、ダルメシアンは“完全固定されたモルフ”というより、遺伝しやすい特徴を持つ系統と考えるのが適切です。

他モルフとの組み合わせも可能

スポットの有無は他の模様と共存しやすいため、「ハーレクイン+ダルメシアン」や「ピンストライプ+ダルメシアン」といった複合モルフも多く作出されています。

中には、体の色や模様の複雑さ、スポットの入り方すべてが極まった“芸術作品”のような個体も。

こうした背景を知ると、ただの斑点ではなく、ブリーダーの試行錯誤が詰まった魅力的な特徴だと感じられるはずです。


ダルメシアンの価格相場と購入時のチェックポイント

ダルメシアンは、スポットの数・大きさ・バランスによって価格が大きく変わるモルフです。

見た目の個性が評価の中心になるため、同じ「ダルメシアン」でも印象の違いは非常に幅広く、それが価格にも反映されます。

一般的な価格相場は?

  • ライトスポット(点が少ない) … 1万円前後
  • 標準的なダルメシアン(中程度の斑点数) … 1.5〜3万円
  • スーパーダルメシアン(全身に多数のスポット) … 4〜7万円
  • レッドスポットやグリーンスポット混在個体、ピンスト付きなどの希少系 … 7万円〜10万円以上

スポット数が多いほど「スーパーダルメシアン」として高値がつく傾向がありますが、スポットの位置や色、模様のバランスなども含めた“全体の印象”が評価基準になります。


購入時のチェックポイント

  1. スポットの入り方は成長とともに変化する
    子どもの頃は少なめでも、成長に伴い増えることがあります。
    反対に、色味が薄くなる場合も。

  2. スポットはにじみやすく、脱皮直後は不鮮明なことも
    購入前はタイミングにも注意。できれば複数の写真や動画で確認しましょう。

  3. スーパーダルメシアンかどうかは主観も混じる
    明確な定義があるわけではなく、「明らかに全身に密集している」程度の認識です。

  4. 他のモルフとの掛け合わせもチェック
    ハーレクインやピンストライプとの組み合わせによって、印象が大きく変わることがあります。

ビジュアル重視のダルメシアン選びは、写真映えや自分の好みに合うかどうかも大切なポイントです。

斑点の数だけにとらわれず、全体のバランスで「これだ」と思える子を選ぶと後悔が少ないでしょう。


クレステッドゲッコーのダルメシアンの繁殖・作出方法
(繁殖者・ブリーダー向け)

ダルメシアンモルフの最大の特徴である斑点模様は、選別交配によってある程度は再現可能ですが、完全な予測ができるわけではありません。

スポットの出方には個体差が大きく、「どれくらいの数・大きさ・色のスポットが入るか」は、生まれてくるまで分からないのが現実です。

ダルメシアン作出の基本:スポットの濃い個体を選ぶ

もっとも一般的なのは、スポットがはっきり出ているダルメシアン同士の交配です。

この組み合わせからは、比較的高確率でスポットのある個体が得られます。

ただし、スポットの数や大きさはバラつきが大きいため、数をとって選別し、次世代につなげていくという根気が求められます。


スーパーダルメシアンを狙いたい場合は?

  • 両親ともにスーパーダルメシアン(スポットが密集した個体)
  • もしくは片親がスーパーダルメシアンで、もう一方もスポットが多いダルメシアン

このような組み合わせが理想ですが、スーパースポットの再現率は必ずしも高くありません。

「突然スポットの少ない子が出る」ことも普通にあるため、選別を重ねてラインを作っていく必要があります。


他のモルフとの組み合わせで個性を出す

  • ハーレクイン × ダルメシアン
    斑点+複雑な模様で迫力のある個体に

  • ピンストライプ × ダルメシアン
    背中に整ったライン+斑点という対照的な要素の組み合わせ

  • ファントムやバイカラーとの交配
    地色が濃くなるとスポットのコントラストが強くなり、斑点がより目立ちやすくなる

スポットは予測しづらく、固定も難しい

ダルメシアンのスポット模様は、明確な遺伝パターンが確立されているわけではありません。

スポットが出る確率は親の見た目にある程度左右されるものの、同じ親から全く違うスポット数の子が生まれることもあります。

また、「特定のモルフから作り出せる」といった明確な系統は知られておらず、スポットは単独で独立した形質と捉えられることが多いです。

そのため、スポットの濃いダルメシアン同士を掛け合わせていくのが、現実的な作出ルートとされています。


まとめ|ダルメシアンは唯一無二の“斑点系”モルフ。飼育も繁殖も楽しい!

クレステッドゲッコーのダルメシアンは、体に現れる黒や茶色のスポット模様が魅力の、非常に個性的なモルフです。見た目のインパクトとは裏腹に、性格や飼育のしやすさは他のモルフと変わらないため、初心者にも安心しておすすめできます。

また、スポットの数や濃さにバリエーションがあり、選ぶ楽しさや育てる面白さがあるのもポイント。スーパーダルメシアンのような見た目を目指して繁殖に挑戦するのも、クレス飼育の醍醐味のひとつです。

スポットは完全に遺伝するわけではないため、毎回どんな子が生まれるか分からない“ガチャ要素”もありますが、そこにロマンと奥深さがあります。

観賞用としても繁殖用としても楽しめる、唯一無二の“斑点系モルフ”であるダルメシアン。

あなたもぜひ、自分だけの魅力的な一匹と出会ってみてください。

タイガー
体に縦縞模様が入るのが特徴。

ホワイトナイト
全体的に白く発色する希少なモルフ

カプチーノ
黒に近いダークブラウンのボディカラーが特徴

アザンティック
色素の一部が欠失しており、赤や黄の発色が抑えられたグレー

リリーホワイト
白い発色が美しい遺伝型モルフ

ダルメシアン
体に黒や茶のスポット模様が入るのが特徴

ハーレクイン
体の側面に強い模様が現れるパターン系モルフ

モルフ一覧
クレステッドゲッコーのモルフ一覧ページ

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