クレステッドゲッコーはその愛らしい見た目と飼いやすさから人気の高い爬虫類です。
しかし、健康に育てるためには正しい食事管理が欠かせません。
この記事では、クレステッドゲッコーの餌の頻度や種類、与え方のポイントを月齢ごとに詳しく解説します。
初心者でも実践しやすい内容なので、ぜひ参考にしてください。
クレステッドゲッコーの飼育方法総合まとめについてはこちらを参照してください。
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クレステッドゲッコーの餌は何を与える?

クレステッドゲッコーは、野生では昆虫や果物、花の蜜や樹液などを主な食料としています。
夜行性のため、夜間に動く虫を捕食したり、熟した果物を舐め取るようにして栄養を補っています。
飼育下では、これらの食性を再現するために、人工飼料・昆虫・果物などを組み合わせて与えるのが基本です。
- 人工飼料(パウダータイプ)は、果物ベースで栄養バランスも整っており、初心者に最もおすすめの主食です。
- 昆虫類(コオロギやデュビア)はタンパク源として補助的に活用します。
生き餌が理想ですが、冷凍や乾燥でも代用可能です。 - 果物やピューレは嗜好性が高く、おやつや食欲不振時の補助として活躍します。
このように、野生の食性を意識しつつ、飼育環境に合わせて無理のない範囲でバランスよく餌を組み合わせましょう。
人工飼料
#爬虫類好きさんと繋がりたい #爬虫類#クレステッドゲッコー#クレス
— クテシフォン (@mirerusifon) May 8, 2024
ベルドラさんの給餌♪
ベルドラさんも普通に人工フード食べるのね^^ pic.twitter.com/aN78qb6P6r
クレステッドゲッコーの主食として定番となっているのが、水で練って与えるパウダータイプの人工飼料です。
手軽で栄養バランスも整っており、初心者から上級者まで幅広く利用されています。
ここでは、代表的な人工飼料メーカーを紹介します。
Pangea(パンゲア)
アメリカ発の人気メーカーで、「食いつきが抜群」と評判。果物の風味が豊かで、クレスの食欲を引き出しやすいです。
- フレーバーの種類が多く、好みに応じて使い分けできる
- 「With Insects」など昆虫入りタイプもあり、タンパク質を補える
Repashy(リパシー)
Pangeaと並ぶ定番ブランド。果物に加えて昆虫も含まれており、より自然に近い栄養バランスを実現。
- 「Crested Gecko MRP」シリーズが有名
- やや酸味がある香りで好みが分かれる個体も
Zoo Med(ズーメッド)
爬虫類用品で有名な大手メーカー。手に入りやすく、コスパ重視の飼育者に人気。
- 栄養設計はやや控えめだが、安価で継続しやすい
- 味に飽きやすい個体もいるため、他のメーカーとの併用がおすすめ
このように、人工飼料はメーカーごとに風味や栄養成分のバランスが異なるため、クレスの好みに合わせて選ぶことが大切です。
最初はいくつか試してみて、食いつきの良いものを見つけていきましょう。
昆虫

また、生きた昆虫も重要な栄養源で、コオロギやデュビアローチなどがよく使われます。
これらの昆虫はタンパク質を補う役割を果たします。
昆虫を与える際は野生下の環境に近づけるため生餌が理想的ではありますが、生きている昆虫が苦手な方もいるでしょうし、また保存の難易度が高いです。
そのため、生餌より少し栄養価は減少しますが冷凍のコオロギなどでも問題ありません。
果物
果物やフルーツピューレもクレステッドゲッコーが好むことが多く、特にマンゴーやパパイヤなどの甘い果物が人気です。
飼育環境に合わせてこれらの餌を適切に組み合わせることで、健康的な食事を提供できます。
クレステッドゲッコーの餌の頻度と量の目安(月齢別)

クレステッドゲッコーは、成長段階によって必要な栄養量や食事の頻度が異なります。
以下を参考にして、個体の年齢や体格に合った給餌を心がけましょう。
ベビー期(~生後4ヶ月)
この時期は成長が非常に早いため、ほぼ毎日餌を与えましょう。
・人工飼料:耳かき2杯分程度を練って与える
・昆虫:コオロギなどを1~2匹(小さめのサイズ)
ヤング期(5~10ヶ月)
やや成長は緩やかになりますが、まだ栄養が必要な時期です。週に3~5回が目安です。
・人工飼料:小さじ1杯ほど
・昆虫:2~3匹(頭の幅に収まるサイズ)
アダルト期(11ヶ月以降)
成長が落ち着いた個体には、週2~3回の給餌でOKです。肥満にならないよう注意しましょう。
・人工飼料:小さじ1~2杯
・昆虫:2~4匹を目安に調整
成長段階 | 給餌頻度 一回の目安量 | 備考 |
---|---|---|
ベビー(~4ヶ月) | ほぼ毎日 人工飼料:耳かき2杯分程度/昆虫:1~2匹 | 活発で成長が早いため、こまめな給餌が重要 |
ヤング(5~10ヶ月) | 週3~5回 人工飼料:小さじ1杯/昆虫:2~3匹 | 体重を確認しつつ調整 |
アダルト(11ヶ月~) | 週2~3回 人工飼料:小さじ1~2杯/昆虫:2~4匹 | 肥満に注意しつつ継続的に管理 |
餌を与える際のポイントと注意点

クレステッドゲッコーが餌を食べない時の原因
クレステッドゲッコーが餌を食べない理由は、いくつかの要因が考えられます。
まず、ストレスが大きな原因となることがあります。
環境の変化やケージ内の配置変更が影響を及ぼすことが多いです。
また、クレステッドゲッコーの飼育ケージ内の湿度や温度が適切でない場合も食欲低下を引き起こします。
餌自体がゲッコーの好みに合わない場合も考えられ、特に新しい餌に変更した際には注意が必要であり、さらに健康上の問題や病気の可能性もあるため、観察を続け必要に応じて専門家に相談しましょう。

食欲を引き出すための対策と工夫
クレステッドゲッコーの食欲を引き出すためには、いくつかの工夫が有効です。
まず、餌の種類を変えてみることが効果的です。
食いつきが悪いときは、フードに甘みのある果物(マンゴーやバナナ)を少し混ぜると嗜好性がアップします。
また、動く昆虫は本能的に追いかけたくなるため、ピンセットなどで目の前で動かすと反応が良くなることもあります。
また、餌を与える時間を夜間に調整することも大切で、彼らは夜行性であるため、活動が活発になる夜間に食事を提供すると効果的です。
さらに、餌に栄養補助剤をまぶして風味を増すことで、食欲を刺激することも可能です。
環境の快適さを保つことも忘れずに、適切な湿度と温度を維持し、ゲッコーがリラックスできる空間を作ることで、自然に食事への興味を示すようになります。
栄養バランスを考えた餌の選び方
クレステッドゲッコーの健康を維持するためには、栄養バランスが整った餌を選ぶことが重要です。
専用のパウダーフードは、必要なビタミンやミネラルが含まれており、主食として最適です。
また、補助的に昆虫を与える場合は、カルシウムパウダーをまぶして栄養を強化しましょう。
さらに、果物を与える際は糖分が多すぎない種類を選ぶことがポイントです。
バランスの取れた食事を心がけることで、クレステッドゲッコーの健康と活力をサポートできます。
餌の種類による与え方の違いとメリット
クレステッドゲッコーの餌には、パウダーフード、生きた昆虫、果物といった種類があり、それぞれ与え方に特徴とメリットがあります。
パウダーフードは水で練って与える手軽さが魅力で、必要な栄養がバランス良く含まれています。
生きた昆虫はクレステッドゲッコーの狩猟本能を刺激し、自然に近い食事環境を再現できるため、食欲が落ちているときにも有効です。
動く餌を見ることで反応が良くなり、給餌に積極的になる個体も多いです。
一方、果物は甘い香りで食欲を誘うことができ、自然な糖分を提供します。
これらを組み合わせて与えることで、栄養と食事の多様性を確保し、健康的な飼育を実現できます。
食事中のストレスを減らすための工夫
クレステッドゲッコーがリラックスして食事できる環境を整えることは重要です。
まず、餌を与える際は静かな場所を選び、外部からの音や振動を最小限に抑えましょう。
ゲッコーが落ち着きやすいよう、ケージ内のレイアウトを固定し、隠れ場所を十分に用意します。
また、餌を与えるタイミングを規則正しくすることで、安心感を与えることができ、さらに食事中に直接触れたり、頻繁にケージを開け閉めすることは避け、ゲッコーが食事に集中できる環境を作ることが大切です。
まとめ:クレステッドゲッコーの健康的な食事管理
クレステッドゲッコーは、適切な餌の頻度と量を守ることで健康を維持できます。
成体には週2~3回、若い個体には週4~5回の給餌が推奨されます。
また、一度に与える量は、個体の体格や活動量に応じて調整しましょう。
過剰な量は肥満を招く一方で、不足は栄養失調のリスクを高めます。
バランスの取れた頻度と量を心がけることで、ゲッコーが健康的に成長し、長く活発な生活を楽しむことができます。
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いや、読んでくださいお願いします(土下座)