クレステッドゲッコーが潜るのは問題?床材と環境の見直しポイントを解説

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クレステッドゲッコーが床材に潜ることってありますよね。

「これって異常なの?」「飼育環境に問題があるのでは?」と心配になる飼育者は少なくありません。

実は、床材に潜る行動にはクレステッドゲッコーの本来の習性と、今の飼育環境によるストレスの両方が関係している可能性があります。

本記事では、「クレステッドゲッコーが潜るのは問題なのか?」という疑問に対して、判断のポイント・対処方法・環境の見直しポイントをわかりやすく解説していきます。

クレステッドゲッコーの飼育方法総合まとめについてはこちらを参照してください。

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目次

クレステッドゲッコーが床材に潜る理由は?

クレステッドゲッコーが床材に潜って困るという方もおられると思います。

ではなぜ、クレステッドゲッコーは床材に潜るのでしょうか?

元々の習性

参考ツイート

樹上棲と言われているクレステッドゲッコーは、実はしっかりとした樹上棲というよりは、木の根からちょっと上ぐらいの場所を好み、気の割れ目や柔らかい土の中に身を隠す習性があります。

そのため、実はしっかりとした樹上棲というわけでもなく、半樹上棲に近い習性になります。

クレステッドゲッコーが床材に潜るのは、何か問題があるというよりは習性ですので、ある意味仕方ないことなのかもしれません。

今の飼育環境が落ち着かない

ケージ内にシェルターを設置していない場合、クレステッドゲッコーが落ち着かず、床材の中に潜ることが多くなるようです。

クレステッドゲッコーは元々、ケージ内のレイアウトが気に入らなかったり、落ち着けないとさかさまに引っ付いて主張するという神経質さを持っています。(その状態が続き、尾の根元に変形がみられた場合、フロッピーテイルと呼ばれます。)

そのため、今のシェルターが落ち着かないか、シェルターをそもそも設置していないと、落ち着く場所を求めて床材の中に潜ることが多いようです。


クレステッドゲッコーが潜るのは問題?それとも自然な行動?

結論から言えば、潜るという行動そのものは、必ずしも問題ではありません

クレステッドゲッコーは半樹上棲の性質を持ち、木の割れ目や湿った地表に身を潜めるような環境を好みます。

そのため、床材に潜るのも自然な行動の一環と考えることができます。

とはいえ、飼育者から見ると次のような不安や困りごとが生まれやすいのも事実です。

  • 生体が見えず、健康チェックや生存確認ができない
  • 床材を掘り返してレイアウトが崩れてしまう
  • 潜ることで趾下薄板(足裏の毛状構造)に異物が詰まる可能性がある
  • 活動量や摂餌が落ちている場合に、異常のサインか判断しにくい

このように、潜るという行動が「いつもと違う」「極端に増えた」「他の不調と重なっている」場合には、何らかの環境ストレスや体調不良が潜んでいる可能性もあります。

つまり、「潜る=異常」ではなく、潜る頻度や他の様子とあわせて判断することが大切なのです。


いつ潜る?時間帯や頻度で異常か習性かを見極めよう

クレステッドゲッコーが床材に潜る行動が、「問題なのか」「自然なことなのか」を見極めるには、潜る時間帯や頻度にも注目することが大切です。

例えば以下のような傾向が見られる場合、特に心配はいらないでしょう。

  • 夜間〜早朝だけ潜る: 夜行性のため、日中は身を隠して休むのは自然
  • 霧吹き後や湿度が高いタイミングだけ: 湿度を好むため、湿った床材で休む傾向あり
  • 一時的に潜るが、その後出てきて活動・食餌する: ストレスではなく休息や安心の行動

逆に、以下のような様子が続く場合は注意が必要です。

  • 日中・夜間を問わずずっと床材に潜っている
  • シェルターを避けて床材ばかりに潜っている
  • 食欲がなく、動きも鈍い状態が続く

このような場合は、環境ストレスや体調不良のサインである可能性があります。

床材の性質や湿度・温度の見直しを行い、必要であればシェルターの配置・サイズも調整してみましょう。

クレステッドゲッコーが床材に潜る!対策は?

「それも床材に潜るのが嫌!」という方もおられると思います。

それでは、クレステッドゲッコーが床材に潜らないようにするにはどうしたらよいのでしょうか?

潜れない床材にする

ヤシガラやバークチップを床材に使用していると、クレステッドゲッコーが潜りやすくなります。

そのため、クレステッドゲッコーの飼育床材をペットシーツやキッチンペーパー、新聞紙などにして端をテープなどで留めてしまうというのが1番手っ取り早いのではないでしょうか?

この時、テープをしっかり留めておかないとクレステッドゲッコーが潜ろうとしたときにテープが生体に引っ付いてしまうことがあるので注意しましょう。

飼育環境を見直す

クレステッドゲッコーは湿度の高い環境を好みます。

シェルターを設置していなかったり、シェルター内の湿度が足らない、シェルターが大きすぎたり小さすぎたりして落ち着かなかったりすると、クレステッドゲッコーは落ち着く場所を求めてシェルターに入るより床材に潜るほうが多くなるかもしれません。

そのため、以下の点を確認してみてください

・シェルターの有無
・シェルターのサイズは適切か
・シェルター内の湿度や温度は適切か
・シェルターでなくても、身を隠せる場所があるか

もし、これでもクレステッドゲッコーが床材の中に潜ってしまう場合は、おそらく習性からくる行動ですので、仕方ないかもしません。

結論:習性なら諦める方が良い!

上でも書いたように、もし飼育環境を見直したとしても床材に潜るのであれば、それは習性からくる行動の可能性が高いです。

実際、我が家にはクレスではないですが、レオパ、フトアゴ、コーンの3種類の爬虫類がいますが、特にコーンは床材に潜ります。

コーンスネークは習性として潜る習性があるので、気付いたら敷いているペットシーツがぐちゃぐちゃになっていることも…。

最初は「なんでー!!!」とがっかりして怒りながらペットシーツを直していましたが、今となればもう習性なので、仕方ないです!(笑)

習性を制御するほうが生体のストレスになるのではないかなぁ、とも思いましたし、テープでシーツを固定するのは生体に傷がつきそうで怖かったです。

今現在は、習性はその子が生まれ持ったことなので、制御してストレスになるのであれば、こちらが諦めてしまった方が良いかと思っています。

クレステッドゲッコーが潜る!【まとめ】

クレステッドゲッコーが床材に潜る行動は、必ずしも問題行動ではなく、自然な習性の一部であることもあります。

ただし、シェルターが不適切だったり湿度・温度が合っていないと、落ち着けずに潜る頻度が高くなるケースもあるため、まずは環境を見直してみることが大切です。

もし適切な環境でも潜るのであれば、それはクレスの個性や本能によるものかもしれません。

無理に抑え込まず、クレス自身が安心できる空間づくりを優先してあげましょう。

\ ついでにこれも読んでいけ。 /
いや、読んでくださいお願いします(土下座)

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