クレステッドゲッコーは爬虫類好きの中でも特に人気のペットです。
しかし、飼育を始めてみると「ケージから気になる臭いがする」と悩む方も少なくありません。
生き物を飼っている以上、完全に臭いをゼロにすることはできません。
しかし、クレステッドゲッコーの臭いは「原因を知って正しく対策することで、ほとんど気にならないレベルに抑える」ことが可能です。
今回はクレスの臭いの原因を明らかにし、具体的な対策法を詳しく解説します。
クレステッドゲッコーの飼育方法総合まとめについてはこちらを参照してください。
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クレステッドゲッコーの関連記事一覧
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・クレステッドゲッコーの寿命について
・クレステッドゲッコーは尻尾が再生しない?
・クレステッドゲッコーが潜るのは問題?
【飼育】
・クレステッドゲッコーのベビー飼育方法
・クレステッドゲッコーのレイアウトおすすめ
・クレステッドゲッコーの温度と湿度管理
・クレステッドゲッコーの床材のおすすめ
・クレステッドゲッコーにシェルターは必要?
・クレステッドゲッコーに観葉植物は必要?
・クレステッドゲッコーの餌の頻度と種類
・クレステッドゲッコーは多頭飼いできる?
【繁殖・モルフ】
・クレステッドゲッコーの繁殖
・クレステッドゲッコーのモルフ
・クレステッドゲッコーのタイガー
・クレステッドゲッコーのホワイトナイト
・クレステッドゲッコーのカプチーノ
・クレステッドゲッコーのアザンティック
・クレステッドゲッコーのリリーホワイト
・クレステッドゲッコーのダルメシアン
・クレステッドゲッコーのハーレクイン
【トラブル】
・クレステッドゲッコーの臭い対策
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クレステッドゲッコーの臭いとは?

クレステッドゲッコー自体の体臭はあるの?
結論から言えば、クレステッドゲッコーの体そのものはほぼ無臭です。
他のペット動物のように皮脂腺から体臭を出すこともなく、爬虫類の中でも特に臭いが少ない種類とされています。
実際に手に乗せて触っても、「土や植物のような匂いがわずかにする程度」「全く気にならない」と感じる飼育者がほとんどです。
そのため、「クレス本体が臭っているのでは?」と感じる場合、多くは以下のような外的な原因が考えられます。
- 体についた排泄物や餌のカス
- 湿った床材やケージ内のカビ
- 通気不足によるケージ全体のこもった臭い
このように、生体自体に原因があるケースは非常に少なく、臭いの対策は「環境管理の見直し」が基本となります。
環境要因による原因が多い
クレステッドゲッコーの臭いの主な原因は、ケージ内の清潔さと管理方法に起因することがほとんどです。
特に、フンや食べ残しが長期間放置されると、腐敗やバクテリアの繁殖によって不快な臭いが発生します。
また、湿度が過剰に高い状態が続くと、カビや湿気臭が生じることもあります。
さらに、床材の種類やケージの換気不足も臭いの要因となることがあります。
これらの原因を適切に理解し対策を講じることで、クレステッドゲッコーの飼育環境を快適に保つことが可能です。
クレステッドゲッコーをお迎えする際に「臭い」でチェックすべきポイント
初めてクレステッドゲッコーをお迎えする際、ペットショップやブリーダーのケージから臭いがすることがありますが、それだけで「不健康な個体」と判断する必要はありません。
以下のような点を確認すれば、臭いの原因が「生体」なのか「環境」なのかを見極めやすくなります。
【チェックポイント】
- 生体の体を近くで嗅いでも強い臭いがない → 正常
- フンがケージ内に長時間残っている → 臭いの原因は掃除不足
- 食べ残しの果物や昆虫が腐っている → 臭いの原因は餌の管理
- ケージの湿度が高すぎて蒸れている → 湿度調整が不十分なだけ
逆に、クレスの体からアンモニア臭や異常なにおいがする場合は、感染症や消化器系のトラブルの可能性もあるため注意が必要です。
お迎え時には「臭いの質」と「ケージの清潔さ」に注目して、環境由来の臭いかどうかを判断するようにしましょう。
他の飼い主の体験談・口コミ
実際にクレステッドゲッコーを飼育している方の声をいくつかご紹介します。
これらはSNSや爬虫類飼育者向けの掲示板などから集めたリアルな体験談です。
【閲覧注意❗】
— 🌻Timothy.志保🌻 (@4shihoshiho4) October 30, 2018
体長15cmのクレステッドゲッコーのライ
4cmの巨大うんち
マジで人間のと同じ臭いがする
(╥_╥`) pic.twitter.com/5YsyQhYyGl
お前💩めっちゃ臭いな!!笑#オウカンミカドヤモリ#クレステッドゲッコー pic.twitter.com/yf1b9R2Nss
— MINAYOSHI (@De_HMKL824) May 9, 2024
今日ケージ届いたので仮設定
— River Mouse (@RM20211016) May 10, 2022
1枚目のケージ内が凄くアンモニア臭い💦#クレステッドゲッコー pic.twitter.com/ecSmIfMxPV
このように、「臭いが気になる」という声はあるものの、ほとんどがケージ環境や掃除頻度に起因しており、適切な管理をすれば「臭くない」と感じている飼育者が多いようです。
クレステッドゲッコーの臭いの原因を解消する7つの対策法

ケージの清掃頻度と正しい方法
クレステッドゲッコーの臭いを防ぐには、定期的かつこまめなケージ清掃が欠かせません。
フンや食べ残しは毎日1回以上の確認が基本ですが、見つけ次第すぐに処理するのが理想です。
臭い対策としては「こまめな都度掃除」が最も効果的です。
また最低でも週に1回、全面的な清掃を行いましょう。
清掃時には、中性洗剤や爬虫類用の無害なクリーナーを使い、ケージ全体を拭き取ることが重要です。
また、水皿やシェルターも汚れや臭いの元になりやすいため、こまめに洗浄してください。
定期的な清掃を徹底することで、快適な環境を維持し、臭いの発生を大幅に抑えられます。
飼育環境を整える
換気と空気循環の重要性
クレステッドゲッコーの飼育環境で換気と空気循環を適切に行うことは、臭いの発生を防ぐために非常に重要です。
ケージ内の空気が滞ると、湿気がこもり、カビや細菌が繁殖しやすくなります。
これが臭いの原因になることが多いので、ケージの設置場所を通気性の良い場所に選び、適宜ケージの蓋を開けて新鮮な空気を取り入れることを習慣にしましょう。
また、小型のファンやエアサーキュレーターを使用するのも効果的であり、適切な空気循環はゲッコーの健康にも良い影響を与えます。
臭いを抑えるシェルターとアイテムの選び方
クレステッドゲッコーの臭いを抑えるためには、適切なシェルターやアイテムを選ぶことが重要です。
シェルターは通気性が良く、掃除が簡単な素材を選びましょう。
プラスチック製やセラミック製のシェルターは臭いがつきにくく、手入れがしやすいためおすすめで、ケージ内に設置するアイテムには、消臭効果のある炭や活性炭シートを活用すると効果的です。
さらに、定期的にこれらのアイテムを洗浄・交換することで、臭いの発生を防ぎやすくなります。
臭いを軽減するおすすめの床材と選び方
クレステッドゲッコーの床材選びで臭いを軽減することもあります。
吸湿性と消臭効果が高いココナッツファイバーやペットシーツは、初心者にも扱いやすくおすすめです。
特にペットシーツは清掃が簡単で、衛生的な環境を維持しやすい利点があります。
また、砂状の床材は埃を引き起こしやすいため避けるのが賢明です。
定期的に床材を交換し、新鮮な状態を保つことで、臭いの発生を最小限に抑えることが可能です。

湿度管理で臭いを防ぐテクニック
クレステッドゲッコーの湿度管理も臭いを抑えるためには重要な要素です。
特に湿度が高すぎると、ケージ内にカビや雑菌が繁殖し、悪臭の原因となります。
適切な湿度は60~80%程度が目安ですが、湿度計を用いて正確に管理しましょう。
湿度が高すぎる場合は、ケージの通気性を改善するか、霧吹きの頻度を調整してください。
また、床材が湿りすぎている場合は、乾燥した新しいものに交換することも効果的です。これらの対策で快適な環境を維持できます。

クレステッドゲッコーの餌選びと臭いの影響
クレステッドゲッコーの餌選びも臭いに大きな影響を与えます。

肉食・草食の食事による違い
クレステッドゲッコーは雑食性ですが、主に果実や昆虫を食べます。
昆虫の割合が多いと糞の臭いが強くなりやすく、フルーツを多めにすると比較的臭いが抑えられます。
特にバナナやマンゴーのような甘みの強い果物を与えると、排泄物の臭いが軽減される傾向があります。
ただし、果物ばかりでは栄養が偏るため、適切なバランスを取ることが重要です。
餌の種類と食べる量の影響
市販のゲッコーフードや生餌を組み合わせることで、臭いを最小限に抑えることができます。
市販フードには必要な栄養がバランスよく含まれていますが、昆虫を適度に与えることで食欲が増し、健康的な成長が促されます。
特に品質の悪い餌や古くなった餌は消化が悪く、臭いの原因になりやすいため、鮮度に注意しましょう。
また、食べ残しも臭いの元になるため、餌の量を適切に管理し、食べきれる分だけを与えることが大切です。
余分な餌がもたらす臭いの原因
与えすぎた餌がケージ内に残ると、腐敗して悪臭を放つことがあります。
特に生餌を与えた際は、食べ残しがないかこまめにチェックしましょう。
ミルワームやコオロギなどの生餌は腐りやすく、臭いの原因になりやすいため、適量を与えて管理することが重要です。
フードの場合も、湿気を含むと傷みやすく、カビの原因になるため、保存方法にも注意が必要です。
冷暗所での保管や、小分けにして密閉容器に保存することで、品質を保ちながら臭いを抑えることができます。
クレステッドゲッコーのモルフによって臭いに違いはある?
クレステッドゲッコーにはさまざまなモルフ(体色や模様の種類)がありますが、モルフによって臭いに大きな違いはありません。
ただし、個体差により食事量や成長スピードが異なることがあり、それに伴い排泄の頻度や臭いに若干の差が出る場合もあります。
特に成長期の個体ではフンの回数が増えやすいため、こまめな清掃を心がけることで快適な環境を維持できます。
他のペットと同じ部屋で飼う場合の注意点
クレステッドゲッコーをレオパやフトアゴヒゲトカゲなど他の爬虫類と同じ部屋で飼育する場合は、種ごとに異なる湿度や清掃頻度に注意が必要です。
例えば、フトアゴは排泄物の量が多いため、こまめな掃除が求められます。また、湿度が異なる種と併飼するとケージ内の環境維持が難しくなり、臭いが発生しやすくなることも。
それぞれの飼育環境をしっかり分けて管理することが、臭いの抑制にもつながります。
まとめ:クレステッドゲッコーの臭い対策をマスターしよう
クレステッドゲッコーの臭いを防ぐには、快適で清潔な飼育環境を作ることが重要です。
定期的なケージの清掃や適切な床材の使用、湿度と通気性の管理を徹底することで、臭いの発生を最小限に抑えられます。
また、消臭効果のあるアイテムや衛生的な飼育グッズを活用することも効果的です。
これらの対策を日々の飼育ルーティンに取り入れることで、クレステッドゲッコーにとって快適な環境を維持し、臭いによる悩みを解消できます。
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いや、読んでくださいお願いします(土下座)