クレステッドゲッコーのタイガーとは?特徴・価格・繁殖のポイントを解説!

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クレステッドゲッコーには、さまざまなモルフ(色や模様)のバリエーションがありますが、その中でもワイルドで力強い印象を持つのが「タイガー」と呼ばれるモルフです。

その名の通り、虎のような縞模様が体に現れることが特徴で、ナチュラルな魅力を持ちつつも、個体によって表現のバリエーションが豊富なのも大きな魅力です。

この記事では、タイガーモルフの特徴や模様の種類、誕生の背景、価格帯、繁殖時のポイントまでわかりやすくご紹介します。

これからクレステッドゲッコーをお迎えしたい方や、模様の違いにこだわって選びたい方、繁殖を視野に入れている方まで役立つ内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

クレステッドゲッコーの飼育方法総合まとめについてはこちらを参照してください。


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目次

クレステッドゲッコーのタイガーとは?

「タイガー」は、クレステッドゲッコーの中でも野性味あふれる縞模様(ストライプ)が特徴のモルフです。

体の側面から背中にかけて、虎のような太く縦に走るラインが入るため「タイガー(虎)」と名付けられました。

特徴・魅力

タイガーモルフは、ベースカラー(体の地色)に黒や濃い茶色の縞模様が重なるのが最大の特徴です。

この縞模様は個体によって濃淡が異なり、うっすらとしたラインからバチっと目立つ極太ストライプまでさまざまです。

また、タイガーの縞模様は成長とともに変化することもあり、「ベビーの頃は薄かったのに、大人になって濃くなった!」というような楽しみ方もできます。

さらに、タイガーは他のモルフと組み合わせることでよりユニークな見た目になります。たとえば、

  • ハーレクインタイガー
  • リリーホワイトタイガー
  • レッドタイガー

など、複合的な表現が可能な“基盤モルフ”としても重宝されています。

性格や大きさ・餌の他のモルフとの違い

見た目にインパクトがあるタイガーですが、性格や飼育面では他のクレスと同様です。温和で夜行性、サイズは20cm前後まで育ちます。

餌も人工飼料や昆虫をバランスよく与えれば問題ありません。

ただし、派手な縞模様の個体ほど人気が高く、繁殖・購入の際は“模様の濃さ”が評価のポイントになることが多いです。


タイガーはどうやって生まれた?モルフの成り立ちと交配の背景【購入者向けのやさしい解説】

タイガーは、クレステッドゲッコーの中でも比較的初期から存在するナチュラルなモルフとされており、人工的に作出されたというよりも、自然の中で見られる縞模様の強い個体を選別・繁殖して固定化された背景があります。

遺伝というより「表現型」で判断されるモルフ

タイガーの模様は、明確な遺伝型によるものではなく、表現型(見た目)による分類であると考えられています。

つまり、「タイガーの見た目を持っているからタイガー」とされることが多く、掛け合わせの結果として予測しにくい面もあります。

そのため、タイガー同士を交配しても、必ずしも濃いストライプが出るとは限らず、薄い個体が生まれることもあるという点を理解しておく必要があります。

他モルフとの掛け合わせで個性が広がる

タイガーは他のモルフと非常に相性がよく、たとえば以下のような組み合わせが人気です:

  • タイガー × ハーレクイン → 派手な模様のコンボ個体
  • タイガー × ダークベースカラー → 縞模様がくっきり浮かび上がる
  • タイガー × リリーホワイト → 背中の白地にうっすらと縞が現れる個体も

このように、タイガーは単体でも魅力的ながら、ブリーディング素材としても優秀な存在で、モルフ同士の組み合わせを楽しみたい飼育者にはうってつけです。

初心者でも安心して選べるモルフ

タイガーは派手さだけでなく、飼いやすさ・繁殖のしやすさ・価格の安定感からも、初心者にも安心しておすすめできるモルフです。

複雑な遺伝の知識がなくても楽しめるため、「まずは模様にこだわって選びたい!」という方にもピッタリです。


タイガーの価格相場と購入時のチェックポイント

クレステッドゲッコーの中でもタイガーは比較的入手しやすい価格帯でありながら、見た目のインパクトが強く、コスパに優れたモルフとして人気があります。

また、模様の個体差が大きいため、選ぶ楽しさがあるのも魅力のひとつです。

タイガーの価格相場(2025年現在)

国内での販売価格は、5,000円〜2万円前後が中心です。

  • 縞模様がはっきりした美個体 → 1.5万円〜2万円台
  • 縞が薄めな個体・若干地味な印象のもの → 5,000円〜1万円程度
  • 他モルフとの掛け合わせ(ハーレクインタイガー、リリーホワイトタイガーなど) → 2〜3万円以上の例も

価格に大きく影響するのは、模様の鮮明さ・色のコントラスト・個体の健康状態です。

基本的なモルフなので、流通量も多く、相場も安定しています。

購入時のチェックポイント

タイガーを購入する際は、以下の点をしっかりチェックしましょう。

  • 縞模様の出方(左右対称か/濃淡はどうか)
    見た目の評価ポイントになるため、模様にこだわる人はよく観察を。

  • ベースカラーとの相性
    ブラウン・レッド・イエローなど、地色によって印象が大きく変わるため好みに合わせて選ぶと◎

  • 飼育歴・給餌状況・性別
    繁殖を視野に入れるなら、血統や性別の確認はマスト。

  • 販売元の信頼性
    適切な温度・湿度管理の下で育てられていたかも、購入後の健康に大きく影響します。

自分だけの“模様”を探す楽しみも

タイガーモルフの魅力は、世界に一匹しかいない模様が出ることにあります。

同じタイガーでも、それぞれの個体に個性があるため、写真や動画でしっかり確認し、自分の好みにぴったり合う一匹を探してみましょう。


タイガーの繁殖・作出はどうする?【ブリーダー向け】

タイガーは、繁殖のしやすさと安定感から、ビギナーブリーダーにも扱いやすいモルフです。

模様の出方に個体差があるため、選別交配によって好みのストライプを作り出す楽しみがあります。

明確な遺伝型ではないが、選別繁殖で強化可能

タイガーは遺伝子によって確定的に発現する「固定モルフ」ではなく、表現型(見た目)をもとに選別されてきたタイプです。

そのため、縞模様が濃い個体を親にすることで、次世代にも濃い模様が出やすくなります。

ブリーダーとしては、

  • ストライプの太さや色の濃さ
  • ベースカラーとのバランス
  • 成長による変化(脱皮ごとの模様の変化)

などを観察しながら、より理想に近い個体を目指して選別交配を重ねていくことが基本です。

他モルフとの組み合わせで付加価値アップ

タイガーは単体でも魅力的ですが、他のモルフと掛け合わせることで、表現の幅が一気に広がります

  • タイガー × ハーレクイン → 鮮やかな側面模様+背中のストライプ
  • タイガー × レッド系 → 赤みのあるベースに黒ストライプが映える
  • タイガー × リリーホワイト → 白地にうっすら縞が浮かぶ幻想的な個体も

ただし、他モルフとの交配ではどちらの特徴が優先して出るか予測が難しいため、表現の再現性を高めるには経験が必要です。

安定した飼育環境と個体選びがカギ

繁殖にあたっては、健康で活発な親個体を選び、適切な温湿度管理・餌管理を行うことが基本です。

タイガーは初心者向けと言われることも多いですが、だからこそ“いい個体を選ぶ目”が問われるモルフとも言えるでしょう。

「育てる楽しみ」と「表現を作り出す楽しみ」の両方を味わえるのが、タイガーブリードの醍醐味です。


まとめ

クレステッドゲッコーのタイガーは、虎のような縞模様が特徴のナチュラルでワイルドなモルフです。

個体ごとの模様のバリエーションが豊かで、同じ「タイガー」でもそれぞれに個性があるのが魅力です。

価格は比較的安定しており、初心者でも手を出しやすい一方で、模様の濃さや形にこだわる“通好み”の要素も強いモルフでもあります。

また、繁殖においても難解な遺伝知識は必要なく、見た目で選んで、理想の表現を目指す選別交配が楽しめるのもポイントです。

他のモルフと組み合わせることで、さらに個性的な個体を作り出すことも可能なので、将来的にブリーディングを考えている方にとっても良い素材になるでしょう。

「はじめてのクレス選び」から「模様にこだわった繁殖」まで、幅広い層におすすめできるのが、タイガーモルフの大きな魅力です。

タイガー
体に縦縞模様が入るのが特徴。

ホワイトナイト
全体的に白く発色する希少なモルフ

カプチーノ
黒に近いダークブラウンのボディカラーが特徴

アザンティック
色素の一部が欠失しており、赤や黄の発色が抑えられたグレー

リリーホワイト
白い発色が美しい遺伝型モルフ

ダルメシアン
体に黒や茶のスポット模様が入るのが特徴

ハーレクイン
体の側面に強い模様が現れるパターン系モルフ

モルフ一覧
クレステッドゲッコーのモルフ一覧ページ

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