レオパの発情期行動はいつから?|オス・メスで異なる仕草と注意点を解説!

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ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)を飼っていると、普段は大人しいのに突然ソワソワ動き回ったり、尾を震わせたりといった変化が見られることがあります。

これらの行動は、発情期に特有のサインかもしれません。

発情期の行動はオスとメスで異なり、場合によっては同居中のトラブルに発展することも。

この記事では、レオパの発情期に見られる具体的な行動を、オス・メスに分けて詳しく解説します。


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目次

レオパの発情期はいつから始まる?

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)にも、他の動物と同じように繁殖のための「発情期」があります。

ただし、レオパの場合は犬や猫のように分かりやすく“季節で決まる”というよりも、個体の成熟度と飼育環境の影響を強く受けるのが特徴です。

一般的に、生後8ヶ月~12ヶ月くらいになると性成熟を迎え、発情に関連した行動が見られるようになります。

オスはそれより早いこともあり、逆にメスは体格が十分に成長しないと発情行動が出にくい傾向があります。

自然界の野生下にいるレオパは、気温と湿度の変化に伴い春〜夏(3〜7月頃)にかけて繁殖シーズンがやってきます。

飼育下でも、温度や光の管理によって“春のような環境”が再現されると、発情行動が起きやすくなるとされています。

つまり、年中エアコンで管理された部屋や、日照時間が整った部屋で飼育していると、時期に関係なく発情が始まる可能性もあるということです。


レオパの発情期行動

オスのレオパの発情期行動

オスのレオパが発情期を迎えると、それまでとは明らかに異なる行動が見られるようになります。

以下に、主な行動の特徴を詳しく解説します。


尾を小刻みに震わせる(バイブレーション)

発情期のオスによく見られるのが、尻尾の素早い振動です。

これは、メスに対して「交尾の意思がある」というサインでもあり、同時に縄張りの主張でもあります。

メスが近くにいなくても、発情しているだけでこの行動を繰り返すこともあります。


他個体への追跡・乗りかかる仕草

発情期のオスは、近くにいる個体に対して背後から乗りかかるような行動を見せることがあります。

これは繁殖を意識した行動ですが、まだ交尾には至らず、“試みる段階の動き”ともいえます。

なお、こうした行動は本来オスがメスに対して行うものですが相手がメスでない場合にも誤って行うことがあります。

つまり、オス同士でも性別を誤認して交尾を試みるような仕草を見せるケースがあるのです。

これは強く発情している状態や、視覚・においによる誤判断が原因と考えられており、実際には交尾ではなくストレス反応であることが多いです。

同居中にこのような行動が見られた場合は、すぐに隔離してケンカやケガを防ぐことが大切です。


ケージ内を落ち着きなく動き回る

いつもはじっとしている時間が長いオスでも、発情期になるとケージの中を頻繁にウロウロするようになります。

これは、相手を探す本能的な行動であり、場合によっては壁に体をこすりつけるような仕草を見せることもあります。


メスのレオパの発情期行動

メスのレオパも発情期を迎えると、普段とは少し違った行動が見られるようになります。

ただし、オスのようにわかりやすい尾の振動などは少なく、「落ち着きがなくなる」「攻撃的になる」といった、やや間接的な変化が多いのが特徴です。


単独でも無精卵を抱卵・産卵することがある

オスと交尾していなくても、メスは発情期になると無精卵を抱卵・産卵することがあります

これは体が“繁殖の準備が整った”と認識しているためであり、しばらくすると産卵行動や産卵床を探すような仕草が見られることも。


オスに対して逃げる・拒否行動をとる

発情期にオスと同居させると、メスが逃げ回ったり、体をくねらせて拒否することがあります。

これは「交尾のタイミングが合っていない」「まだ準備ができていない」ことを示しており、無理に一緒にしておくと激しいケンカやケガの原因になることも。


レオパのオスメス共通の発情期行動

オス・メスに関係なく、発情期のレオパには普段とは異なる“異常行動”のような仕草が見られることがあります。

これらはすべての個体に当てはまるわけではありませんが、SNS上でも複数の飼育者が報告しており、発情期のストレスやホルモンバランスの変化が影響していると考えられます。


穴を掘る

発情期のレオパが床材をかき分けたり、ケージの隅を掘るような行動を見せることがあります。

メスであれば産卵床を探す本能的な動きともとれますが、オスでもストレスや落ち着きのなさから似た行動をするケースがあります。


デスロールのように体をねじる

「飼育者や物に噛みついて体をよじらせて激しく回る」という、まるでワニのような“デスロール”に似た行動を取る個体もいます。

これは交尾時の拒否反応や、体内の違和感(卵・消化不良など)、発情による混乱など、さまざまな要因が関係していると考えられます。


飼育者を噛む

表現の違いだけでデスロールと同じ意味だと思います笑

発情期には気が立っている状態になることがあり、普段ハンドリングに慣れている個体でも突然噛みつこうとすることがあります。

敵意ではなく、本能的な拒絶や防衛反応の一種です。発情期中は無理な接触は避けましょう。


拒食になる

発情期やその直前に急に餌を食べなくなる個体もいます。

ホルモンバランスの変化、卵の形成中、交尾後の疲れなどが原因で、一時的な拒食につながることがあります。
すぐに弱るわけではありませんが、数日続くようなら温度・湿度の見直しや栄養補助も検討しましょう。


暴れる・落ち着きがない

「ケージから出せ出せアピールをする」「壁にぶつかるように暴れる」など、興奮状態のような行動も見られることがあります。

特に発情中のオスに多いですが、メスでも産卵前に落ち着きを失うことがあります。

環境の変化や刺激が少ないよう、落ち着けるスペースを確保しましょう。


このような行動が見られた場合、「発情期による一時的な変化」だと理解しつつ、無理に触らず静かに見守ることが大切です。
もし明らかに体調を崩している様子がある場合は、発情に限らず病気の可能性もあるため、専門の爬虫類対応の獣医師に相談することをおすすめします。


補足:レオパの発情期行動のあとに産卵することもあります!

発情期を迎えたメスのレオパは、交尾の有無にかかわらず卵を産むことがあります

これは交尾しているのであれば有精卵の場合もありますし、交尾していない場合は無精卵であることも。

飼い主としては、産卵床の用意や卵詰まりのリスク、卵の扱い方などをしっかり理解しておく必要があります。

もしレオパが産卵しそう、または実際に卵を産んだ場合など、レオパの卵に関する疑問は、以下の記事でくわしく解説していますので参考にしてみてください。

まとめ

ヒョウモントカゲモドキ(レオパ)の発情期には、オス・メスそれぞれに特有の行動変化が見られます。

尾を震わせたり、他の個体に乗りかかろうとするオスの仕草、落ち着きがなくなったり穴を掘るようなメスの行動は、いずれも繁殖に向けた本能的な反応です。

一方で、発情期による拒食や噛みつき、暴れるといったトラブル行動も多く、飼い主が驚く場面も少なくありません。

特に同居飼育をしている場合は、性別の誤認によるオス同士の攻撃行動や、交尾の失敗によるケガにも注意が必要です。

発情期の変化を正しく理解し、落ち着ける環境や適切なケアを行うことで、レオパの健康とストレスの軽減につながります。

「なんだかいつもと違うな」と感じたときは、ぜひ今回紹介した発情期行動のサインを参考に観察してみてください。

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