レオパのパネルヒーターの置き方|正しい設置場所と使い方・注意点を解説!

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レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)の飼育で欠かせないのが「保温管理」。

特に寒くなる季節には、ヒーターの種類や置き方に悩む方も多いのではないでしょうか。

中でも人気のパネルヒーターですが、「ケージの下に置く?側面に貼る?」「全面に敷いてもいいの?」といった基本的な疑問も少なくありません。

この記事では、レオパ飼育におけるパネルヒーターの正しい置き方と注意点を中心に、電気代や安全性、さらにはよくあるQ&Aまで、初心者にも分かりやすく丁寧に解説していきます。


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目次

レオパのパネルヒーターの置き方はケージの下か横か?

パネルヒーターはケージの下がおすすめ

レオパの飼育でパネルヒーターを使用する際、「ケージの下に敷くのが良いのか?それとも側面(横)に貼るのが良いのか?」と迷う方も多いです。

結論から言うと、基本的にはケージの下に敷く方法が最も効果的です。

パネルヒーターは底面からの接触を通じてケージ内をじんわりと温める仕組みのため、床に設置することでレオパが直接その上に寝そべり、体温を効率的に上げることができます。

一方で、ケージの側面に貼り付けるタイプの使用も一部では見られますが、ケージ全体を暖めたい場合や、床材が厚くて熱が伝わりにくいときには不向きです。

レオパが「自ら体を温める場所」として利用しづらくなるため、特に冬場の保温には適していません。

ケージの内側それとも外側に置くの?

また、パネルヒーターはケージの外側に置くのが基本です。

防水仕様ではない製品が多く、ケージ内に設置すると水漏れや低温やけどのリスクがあります。

必ずケージの下に敷き、パネルヒーターとケージ底面の間に断熱材(発泡スチロールなど)を挟むことで保温効率も向上します。

温度勾配を作る

さらに、ケージの片側(半分以下)にだけパネルヒーターを敷くことで、温かい場所と涼しい場所の温度差(温度勾配)を作ることが非常に重要です。

レオパ自身が体温調節のために移動できる環境を作ることで、ストレスや健康トラブルを防ぐことができます。

レオパの飼育にパネルヒーターがオススメの3つの理由

使いやすい

爬虫類の飼育で用いられるヒーターには、電球タイプ、セラミックヒーター、輻射式、そして今回オススメしているパネルタイプがあります。

保温電球やセラミックヒーターは、ヒーターそのものがかなり高温になります。

本体に触れれば火傷するだけでなく、至近距離にプラスチックなどを置けば溶けてしまいますし、水をかけると破裂することもあります。

輻射式ヒーターはこうした心配はないのですが、ケージ上面に取り付けるという特殊性から、あまり使いやすくはありません。

パネルヒーターの場合、設置して電源を入れるだけで使えるので、電球タイプや輻射式にくらべてかなり使いやすいといえます。

電気代が安い

これは特に電球タイプのヒーターと比べた場合ですが、パネルヒーターは格段に電気代が安い、という特徴があります。

ためしに計算してみると、保温ライトのワット数を60ワットとした場合、月に1166円ほどの電気代がかかるようです。

これに対し、15センチ四方くらいのパネルヒーターだと消費電力は4ワット、月に80円弱ほどの電気代しかかかりません。

安全

「使いやすい」の項でも触れましたが、ヒーターの多くは本体が高温になります

24時間使用したり、外出中にも使用することを考えると、火災予防に注意が必要です。

電球の場合、表面温度は200度近くに達することもあり、紙など燃えやすいものがあれば火事になりかねません。

一方、パネルヒーターの表面温度は50度以下ですので、火災の危険はもちろん、プラケースが溶けてしまうこともありません。

パネルヒーターの使い方と注意点

レオパ飼育時に、いいことずくめに見えるパネルヒーターですが、正しい使い方と注意点があります。

まず、パネルヒーターは基本的にケージの外側から暖めるものです。

ケージを設置する場所にまずヒーターを置き、その上にケージを乗せましょう。

特に、遠赤外線タイプのヒーターは接触したものを介して保温する仕組みになっているので、直接生き物が乗っても大した保温にならない場合があります。

防水性能などもない場合が多いので、ケージ内にパネルヒーターを入れると事故に繋がりかねません。

また、パネルヒーターはケージ全面に敷かないように注意しましょう。

大きくても、ケージの半分程度にしておきます。

そうしないと、熱くなりすぎた際にトカゲの逃げ場がなくなってしまいます。

部屋が寒くて希望する温度に達しない場合、発泡スチロールの板を敷き、その上にヒーターを置いて、ケージを置いてみましょう。

床から断熱されるだけでもかなり効果があります。

それでも温度が低い場合は、発泡スチロール箱の中にヒーターとケージを設置すると、かなり保温されるはずです。

この場合も、ケージ全面にヒーターを敷くことは避けましょう。

また、パネルヒーターは電球のように光るわけではないので、トラブルで通電していなくてもわかりにくい、という欠点があります。

温度計を毎日チェックし、ヒーターに異常がないか確認しておきましょう。


レオパのヒーターに関するFAQ

レオパがパネルヒーターの上で寝ていても大丈夫?

はい、大丈夫です。


レオパは自分で心地よい温度を選ぶ習性があります。

ヒーターの上で寝ているのは、体温調節のためにその場所を選んでいる状態です。

ただし、ケージ全体にヒーターを敷くと逃げ場がなくなるため、ヒーターはケージの半分以下にとどめるのが原則です。

レオパのパネルヒーターは夏でも使うべき?

通常は不要です。


夏場は室温が十分高いため、ヒーターなしでも適温(26~30℃)が保てます。

ただし、エアコンを強く効かせる家庭や夜間の冷え込みがある場合は、パネルヒーターを部分的に併用するのも選択肢です。

パネルヒーターに温度設定は必要?

できれば温度調整できるタイプが望ましいです。


安価なパネルヒーターは温度固定式が多いですが、季節や設置環境によっては加熱しすぎるリスクもあります。

サーモスタットを併用することで温度を一定に保てるため、安全性が向上します。

パネルヒーターが火事の原因になることはある?

正しく使用すればリスクは非常に低いです。

パネルヒーターの表面温度は50℃前後と比較的低いため、火災リスクは小さいです。

ただし、通気性の悪い場所に設置したり、複数の熱源を近接させるとトラブルの原因になることがあります。

定期的な温度チェックと設置状況の確認を習慣にしましょう。

レオパの卵にパネルヒーターは使える?

産卵直後の保温には使えますが、孵化には不向きです。


産卵後の保温目的であれば活用できますが、孵化を目指す場合はより精密な温度・湿度調整が可能なインキュベーターを使用するのがベストです。

そもそもレオパにヒーターはいらないって聞いたけど?

基本的に必要です。


レオパは変温動物であり、体温を外部環境に依存しています。

室温が26〜30℃をキープできる環境ならヒーターなしでも飼えますが、ほとんどの家庭ではヒーターが必要です。

特に冬は室温が下がりすぎるため、保温器具なしでは体調を崩すリスクがあります。

パネルヒーターの電気代ってどれくらい?

月に数十円〜100円程度と非常に安価です。

たとえば消費電力4Wのパネルヒーターを24時間使った場合、1か月の電気代はおよそ80円前後に収まります。


これに対して保温球やセラミックヒーター(60W)の場合、月に1000円以上かかることもあるため、コストパフォーマンスの面でもパネルヒーターは優秀です。

レオパのパネルヒーターの置き方【まとめ】

レオパの飼育において、パネルヒーターは安全性・コスパ・使いやすさの面で非常に優れた保温器具です。

レオパのパネルヒーターの置き方のポイントは「ケージの下に外付けする」「半分だけに敷く」「温度勾配をつける」この3点を守ること。

あわせて温度計やサーモスタットを使ってこまめに確認すれば、冬場でも快適な環境を維持できます。

正しい設置と使い方を知って、レオパとの生活をより安全に楽しみましょう。

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