レオパが一日中寝てばかりで、まったく動かない…「これって普通なの?病気じゃないの?」と不安になったことはありませんか?
実はレオパは夜行性の生き物で、日中はほとんど寝て過ごすのが自然です。
ただし、体調不良のサインである可能性もゼロではありません。
この記事では、レオパが寝てばかりになる理由や、正常と異常の見分け方、アルビノ系モルフで注意すべき点についても詳しく解説します。
レオパがずっと寝てる理由とは?
めっちゃ寝てるレオパ pic.twitter.com/oq8bfgAXYh
— あすまな (@ASMANA_82) April 8, 2025
お迎え直後の動き
ほとんどの場合、飼い始めたばかりの頃のレオパは、ケージ内をずっとうろうろと探索しています。
これは、慣れない環境に急に移されたため、周囲の状況を探って覚えようとしているのです。
あまりに神経質な個体はこのとき餌を食べないこともありますが、普通は餌を食べ、正常に糞をしつつ、数日間はこの探索行動を続けます。
初めてレオパを飼う方は、このお迎え直後の探索行動を「正常」と思われることが多いようです。
レオパは夜行性

ところが、レオパは本来は夜行性のトカゲで、明るい日中はほとんど寝て過ごします。
ケージ内の環境に慣れてくると、この本来の生活サイクルに落ち着いていき、どんどん寝ている時間が長くなるのです。
この様子をみて、病気じゃないか、具合が悪いのか、と焦ってケージの環境を変えたり、むやみに手にとって観察を繰返したりすると、本当に具合が悪くなってしまいます。
餌をしっかりと食べているのなら、まず問題ありません。
ためしに、夜中にこっそりケージをのぞいてみましょう。
ひっそりと歩き回る様子が観察できるはずです。
具合が悪くて寝ている場合

本来の姿とは別に、本当に具合が悪くて寝ている場合もあります。
健康でも寝ているのですから、見た目で病気なのか正常なのか判断するのは難しいのですが、ひとつの基準になるのは、餌に対する反応です。
ごくまれに、新しい環境に移るとストレスで餌を食べなくなる個体もいますが、たいていは飼育を始めた次の日には餌を食べ始めます。
ショップやブリーダーさん宅など、前の環境で食べていたのと同じ餌を用意し、与えてみましょう。
見向きもせず、口元にもっていくと嫌がるようなら、体調不良かもしれません。
真っ先に考えられるのは、レオパにとって温度が低い場合です。
ヒーターに異常がないか、異常ではなくても温度が低すぎないか、確認しましょう。
特にベビーの場合は脱水症状もあり得るので、スポイトで口元に水を垂らし、反応を確認しましょう。
ごくごく飲むようなら、水入れに気づいておらず、水を飲んでいない可能性があります。
いずれにせよ、体調不良だと思ったら早めに動物病院に連れて行きましょう。

レオパが寝る場所から読み取れる体調のヒント

レオパがどこで寝ているかによっても、体調や飼育環境への満足度を読み取ることができます。
たとえば、シェルターの中や暖かいホットスポット付近で丸くなって寝ているなら、落ち着いて快適に過ごしていると考えられます。
しかし、水入れの中で寝ていたり、床材にべったりと体をつけて動かないような場合は要注意です。
こうした行動は、暑すぎたり、逆に寒すぎたり、湿度が合っていないなど、環境への不満を示している可能性があります。
また、普段はお気に入りの場所で寝ていたのに、突然まったく違う場所でじっと動かなくなった場合も、何らかの異常を示しているかもしれません。
そうしたときは、温度や湿度、照明の状況をもう一度見直してみましょう。
アルビノ系レオパの体調に注意

もうひとつ、注意してほしいことがあります。それは、アルビノ系モルフの扱いです。
「〇〇アルビノ」など、アルビノ系統のモルフの場合、視力が弱く、特に明るい環境を嫌います。
普通の室内光ですら、まぶしくて目を開けられない個体がいるくらいです。
このような個体を飼っている場合、特にケージに照明をつけていなくても、室内の明かりがまぶしくて目が開けられず、結果的に動けなくなっていることがあります。
アルビノ系のモルフを飼うときは、まずはケージを暗くして、ちゃんと生活できているか確認しましょう。
個人的には、初心者の方はある程度レオパの扱いに慣れてから、アルビノ系モルフを飼育したほうがいいと思っています。
レオパがずっと寝てるのは病気?【まとめ】
レオパが日中に寝ているのは、ごく自然なことです。夜行性という習性を知り、無理に起こしたりせず、まずは餌・水分・排泄などの基本的なサイクルを確認しましょう。
もし食欲がない・反応が鈍いと感じたら、環境の見直しや早めの通院が安心です。
レオパのペースを尊重しながら、じっくり見守っていきましょう。