レオパが噛む力の強さ|痛い?噛む理由と対処法まとめ!

スポンサードリンク

ヒョウモントカゲモドキ、通称「レオパ」。そのおっとりとした性格と扱いやすさから、初心者にも人気のあるペットですが、ときに「噛まれた!」というトラブルに見舞われることがあります。

レオパは基本的に温厚ですが、何らかの理由で攻撃的な行動をとることも。

では、一体どんなときに噛むのでしょうか?

この記事では、レオパが噛む原因とその背景、そして対処法や予防策について詳しく解説していきます。


スポンサードリンク
目次

レオパは噛むの?あまり噛まないって本当?

レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)は、その穏やかな性格と人懐っこさから「噛まないトカゲ」として知られています。

実際、爬虫類の中でも攻撃性が低く、人に対して噛みつくような行動を見せる個体はかなり少数派です。

ただし、「絶対に噛まない」というわけではありません

環境や状況、個体の性格によっては、まれに噛むことがあります。

たとえば、急に手を近づけられて驚いたとき、指を餌と間違えたとき、あるいは極端にストレスが溜まっているときなどです。

レオパの噛み癖は犬や猫のように日常的に見られるものではなく、あくまで一時的・例外的な行動と考えてください。

つまり、「レオパは基本的に噛まない」というのは正しい認識ですが、油断しすぎず、噛まれる可能性もあるということを覚えておくと安心です。


レオパが噛む対象は何?

レオパが噛むのは、人間に対してだけではありません。

飼育環境にあるさまざまなものや、他の生き物を対象にすることもありそれぞれ意味が異なります。

ここでは、レオパが噛む主な対象とその意味について紹介します。


飼育者を噛む場合

もっとも心配になるのが、「飼い主が噛まれる」ケースです。

ピンセットでの給餌中や、ケージの掃除で手を入れた際などに噛まれることがあります。

特に多いのは、指を餌と間違えたケース。

虫の匂いが残っていたり、手をヒョイッと動かしたときに反応してパクリ…ということがあります。

強く噛み続けることは稀ですが、驚かないように注意が必要です。


ペットシーツやピンセットなどの飼育グッズ

レオパは時に、ケージ内のグッズを「何か気になるもの」として噛むことがあります。

たとえば、動いたピンセットの先を餌と誤認して噛んだり、ペットシーツの端を口で確認するような仕草を見せる個体もいます。

これは攻撃というよりは「探索行動」の一種である場合が多く、強く噛んだり執拗に狙ったりしなければそこまで心配しなくても大丈夫です。


コオロギやワームなどの餌

当然ながら、餌は噛んで食べます

このときの勢いが意外と強く、ピンセットごとガブッと噛むこともあります。

レオパの歯は小さいですが鋭いため、指で直接与えるのは避けた方が無難です。

また、空腹時には「噛み方が激しくなる」こともあります。

勢い余って他のものを噛んでしまうこともあるため、給餌時は落ち着いた環境で行いましょう。


他のレオパ(別個体)を噛む

多頭飼育で起こりやすいトラブルのひとつが、個体同士の噛み合いです。

レオパは基本的に単独飼育向きのトカゲであり、同居させることでストレスや縄張り争いが発生し、口を使った攻撃に発展することがあります。

特にオス同士、または繁殖期の組み合わせでは注意が必要です。

最悪の場合、尻尾や手足に大きなケガを負うこともあるため、レオパ同士の噛み合いは重大な事故につながることも念頭に置いてください。


レオパが噛む主な原因とは?

レオパは基本的に穏やかな性格の持ち主ですが、まれに噛む行動を見せることがあります。

では、なぜそのような行動が起きるのでしょうか?主な原因をケース別に解説します。

驚いたとき・警戒心が強いとき

レオパは急な動きや大きな音に敏感です。とくに、ケージの中で休んでいるときにいきなり手を入れると、防御反応として噛みつくことがあります。

また、飼い始めたばかりの個体は警戒心が強く、環境にも飼い主にも慣れていないため、軽く触れただけでも攻撃的になることがあります。


餌と間違えたとき

指先にコオロギやワームの匂いが残っていると、レオパが「餌だ!」と勘違いして噛みつくことがあります。

これは攻撃というよりも、「餌と誤認しているだけ」の行動です。

特に給餌の直後や空腹時に多く見られ、動くものに反応しやすい性質とも関係しています。


ストレスが溜まっているとき

不適切な温度・湿度、狭いケージ、昼夜逆転のような生活リズムの乱れなど、飼育環境の不備がストレスとなり、攻撃的になることもあります。

また、頻繁にハンドリングされる、ほかのペットの気配がある、振動が多い場所にケージがあるなど、刺激の多い環境もストレス要因になります。


性格や個体差によるもの

レオパにも性格の違いがあります。

もともと警戒心が強い個体や、触られるのを極端に嫌がる個体も存在します。

特にワイルド系(野性味が強い品種)や飼育歴が浅い個体などは、人との接触に慣れるまでに時間がかかることがあり、その間に噛む行動が見られることもあります。


レオパの噛む力の強さは痛い?出血はする?

飼い主が噛まれた場合

レオパの噛む力はそれほど強くなく、成体であっても犬や猫のように本格的にケガを負うレベルではありません

ただし、小さく鋭い歯が並んでいるため、ピンポイントにチクリと刺さるような痛みを感じることがあります。

人によっては「びっくりする程度」だったという声もあれば、「軽く出血した」という例もあります。

傷の深さは噛まれた位置や力の入り具合によって異なりますが、多くの場合はごく小さな傷か、うっすら血がにじむ程度で済みますので基本的には病院に行くほどの負傷にはならない事が多いです。

ただし、小さな子どもや皮膚の弱い人は少し注意が必要です。

噛まれた直後は念のため傷を確認し、腫れや痛みが残るようなら病院に相談することをおすすめします。


別個体を噛んだ場合のリスクは?

レオパ同士で噛み合うと、人間が噛まれる場合よりも深刻なトラブルになることがあります。

とくに多頭飼育で同じケージに入れている場合、尻尾や足を噛まれて流血したり、ちぎれてしまう事故が報告されています。

レオパは防御本能として自切(しっぽを切る行動)を行うため、噛まれたことをきっかけに尻尾を落とすこともあります。

一度ケガをすると、傷が壊死したり、再生に時間がかかるケースもあるため、レオパは基本的に単独飼育が推奨されているのです。

「仲良くしているように見えるから大丈夫」という油断が思わぬ事故につながることもありますので、レオパの多頭飼育を考えている方はこの点をしっかり認識しておきましょう。


レオパが噛むのを防ぐ接し方のコツ

レオパに噛まれるのはまれとはいえ、ちょっとした油断で起こることもあります。

ここでは、噛まれないために日頃からできる工夫や接し方のポイントをご紹介します。


餌やりの工夫(ピンセットを使うなど)

もっとも多いのは「指を餌と間違えて噛まれる」ケースです。

これを防ぐには、給餌時に必ずピンセットを使うのが基本です。

また、給餌後にすぐ手を近づけるとレオパがまだ興奮状態で反応してしまうことがあるので、落ち着くまで少し時間を置いてから接触するのが安心です。

ピンセットの素材も金属よりプラスチックや竹製など、歯を傷めにくいものが推奨されます。


スキンシップのタイミングと方法

レオパは慣れてくると人に触られることやハンドリングにも抵抗を示さなくなりますが、それにはタイミングと言葉の“間”のようなものが大切です。

・寝起きや脱皮直後などは触らない
・無理に持ち上げず、自分から乗ってくるのを待つ
・背後からではなく、視界に入る方向から近づく

といった基本を守るだけでも、噛まれるリスクは大幅に減らせます。


ストレスを減らす飼育環境づくり

噛むという行動は、レオパにとって「最後の自己防衛手段」である場合もあります。

そのため、そもそもストレスのない生活環境を整えることが最も効果的な予防策です。

・温度・湿度の安定(ホットスポットの設置)
・隠れ家となるシェルターの確保
・急激な環境変化を避ける
・昼夜のリズムをできるだけ保つ

こうした基本が整っていれば、レオパは安心して過ごすことができ、攻撃的になることもほとんどなくなります。


それでもレオパの噛み癖が治らない場合は?

予防や接し方を工夫しても、どうしても噛むクセが直らないレオパも中にはいます。

そんなときは、さらに踏み込んだ対応が必要になります。ここではその対応策と考え方をお伝えします。


飼い主ができること

まずはレオパの個体性を理解することが大切です。

人懐っこい子もいれば、極端に人との接触を嫌う子もいます。

無理に慣れさせようとするとかえってストレスを与え、噛み行動が悪化することもあります。

そういう場合は、無理にハンドリングをせず、観賞メインでの飼育スタイルに切り替えるのもひとつの選択肢です。

接触は最低限にし、世話は手早く済ませるようにすることで、お互いに快適な距離感を保てます。


性格として受け入れるべきケースもある

どうしても「噛み癖を治す」ことにこだわってしまいがちですが、性格として受け入れるという視点も忘れてはいけません。

レオパは犬や猫のような“しつけ”が効く生き物ではありません。

無理に矯正しようとするのではなく、「この子はこういうタイプ」と理解し、接し方を変える方が現実的なことも多いです。


多頭飼い時は特に注意!

噛み癖がある攻撃的な個体を多頭飼育するのは非常に危険です。

争いが起きれば、前述の通りレオパの尻尾がちぎれたり壊死したり、手足に深刻な怪我を負う恐れもあります。

「慣れれば大丈夫」ではなく、最初から別々のケージで管理するのが鉄則です。

すでに同居させていて噛み癖のある個体がいる場合は、すぐに隔離して別居させましょう。


Q&A|レオパの噛む行動に関するよくある疑問


レオパの噛む力は強いの?痛い?

噛む力自体はそれほど強くありませんが、歯が小さく鋭いため、チクリと刺すような痛みを感じることがあります。

場合によっては、少し出血する程度の傷になることもあります。

大きなケガになることはまれですが、噛まれたあとは傷を清潔に保ちましょう。

レオパに噛まれたら病院に行くべき?

ほとんどの場合、自宅での消毒と経過観察で問題ありません

ただし、出血が止まらない・腫れがひどい・痛みが続くといった異常がある場合は、念のため医療機関で診てもらうと安心です。

子どもでもレオパを飼って大丈夫?噛まれない?

基本的には大丈夫です。

ただし、子どもは動きが素早かったり、触り方が雑になりやすいため、最初は必ず保護者の監督のもとで触れさせるようにしてください

無理な触り方や急な動きがなければ、レオパが噛んでくることはまずありません。

ただしお子さんが大きなけがをするリスクは低いですがレオパが何かの拍子に怪我をするリスクは比較的高いので、優しく大切に接するように教えてください。

噛み癖は治る?しつけできるの?

犬や猫のようなしつけはできませんが、適切な接し方やストレスを減らす工夫によって、噛む行動が減ることはあります。

無理に慣れさせようとせず、距離感を見極めた付き合い方が重要です。

まとめ|レオパが噛む理由と対処法を正しく理解しよう

レオパは基本的に穏やかな性格で、噛むことはあまりありません。

ですが、驚いたときや餌と間違えたとき、またはストレスが溜まっているときには、例外的に噛むこともあります。

万が一噛まれたとしても、軽度の出血で済むことが多く、落ち着いて対処すれば問題ありません。

ただし、レオパ同士の噛み合いは大きなケガにつながる恐れがあるため、多頭飼育時には特に注意が必要です。

大切なのは、「噛まないようにする」ことよりも、「噛まれる状況を避ける」こと。

レオパの気持ちを尊重し、安心できる環境を整えることで、噛まれるリスクはぐっと下がります。

スポンサードリンク
スポンサードリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次