ゴールデンテグー|生態・飼育・値段・販売情報を総まとめ!

スポンサードリンク

鮮やかな金色の体色が印象的な「ゴールデンテグー」は、テグーの中でもひときわ目を引く希少な種類です。

ブルーテグーやB&W(ブラック&ホワイト)テグー、レッドテグーといった他の人気品種と比べても情報が少なく、「どんな生態なの?」「飼育は難しい?」「値段や販売ルートは?」と気になる点も多いでしょう。

この記事では、ゴールデンテグーの生態や飼育方法、販売価格の相場、入手の注意点などを、他の品種との違いにも触れながら分かりやすく解説します。

珍しいテグーに興味がある方や、これから飼ってみたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。


\ テグーの飼育に関する /
まとめページは以下より
テグーの飼育方法まとめ

テグー関連記事一覧


スポンサードリンク
目次

ゴールデンテグーとは?特徴と生態を解説

ゴールデンテグーは、名前のとおり金色に輝く美しい体色が特徴のテグーの一種です。

全身が明るい黄色〜金色に染まる個体は非常に珍しく、爬虫類ファンの間でも「幻のテグー」と呼ばれるほど。

その見た目から「ゴールデン」と呼ばれていますが、実は正式な学名や分類上の独立種ではなく、コロンビアテグーの色彩変異や、特定の地域個体群がルーツであると考えられています。

もともとテグー属は南米に分布しており、森林や草原などに生息する地表性のトカゲです。

ゴールデンテグーも例外ではなく、野生では主にコロンビア周辺に生息しているとされます。

昼行性で、地面を這いながら果実や昆虫、小型哺乳類などを食べて暮らしています。

性格は比較的おとなしく、人にも慣れやすいとされますが、同じテグーでもアルゼンチン産と比べるとやや神経質な面もあり、個体差には注意が必要です。

見た目の美しさだけでなく、性質や飼育環境についても正しい理解が求められる種類です。


他のテグーとの違いは?B&W・レッド・ブルーと比較


B&Wテグーとの違い

B&W(ブラック&ホワイト)テグーは、白と黒のモザイク模様が美しいアルゼンチン産の代表的な品種です。

性格は温和で非常に人慣れしやすく、初心者にも扱いやすいテグーとして広く飼育されています。

ゴールデンテグーと比べると大型化しやすく、がっしりした体型も特徴です。

また、B&Wテグーは国内の爬虫類イベントやショップでもよく見かける定番種で、繁殖個体も多く流通は安定しています。

それに対してゴールデンは流通量が極端に少なく、販売されていてもワイルド個体が中心で、価格も高めです。

飼いやすさ・価格・入手のしやすさという点では、B&Wの方が断然ハードルは低いでしょう。


レッドテグーとの違い

レッドテグーは、成長に伴って鮮やかな赤味を帯びてくる体色が魅力の品種です。

B&Wテグーと同じくアルゼンチン産で、こちらも性格は比較的穏やか。

個体によっては非常に人懐っこくなるため、ペット向けとして人気があります。

見た目の派手さという意味では、ゴールデンとレッドはどちらも「映える」存在ですが、金色のゴールデンは特に希少で、市場ではなかなか並びません。

レッドテグーは繁殖も進んでおり、比較的安定した価格で購入できます。

ゴールデンはワイルド個体が多く、飼育難易度もやや高め。

初心者はレッド、上級者はゴールデンという住み分けが自然でしょう。


ブルーテグーとの違い

ブルーテグーは、灰青色の体色が特徴的なアルゼンチン産のテグーです。

B&Wテグーのカラーバリエーションとして扱われることもあり、若いうちは灰色〜黒っぽい体色ですが、成長とともに青みが増していく個体もいます。

外見は落ち着いた印象で、ゴールデンテグーのような派手さはありませんが、クールな魅力を持っています。

性格は比較的穏やかで、人に慣れやすい個体も多く見られます。

ゴールデンテグーがやや神経質な面を持つのに対し、ブルーテグーは比較的扱いやすいと感じる飼育者も多いです。

ゴールデンテグーがコロンビア産のワイルド個体中心で流通が極端に少ないのに対し、ブルーテグーはアルゼンチン産で一定数の流通があり、入手のチャンスも多めです。

ただし、ブルーテグーも全体的な流通量はB&Wやレッドより少なく、ややマニア向けの品種と言えるでしょう。

ゴールデンテグーの飼育方法と注意点

ゴールデンテグーはその美しい見た目から人気が高い一方で、流通している個体の多くがワイルド(野生採取)由来のため、飼育にはいくつか注意点があります。

一般的なテグーと共通する飼育要素もありますが、神経質な個体が多い点をふまえて、より慎重に環境を整える必要があります。


ケージサイズとレイアウトのポイント

ゴールデンテグーは成体で全長100〜120cmほどになるため、最終的なケージサイズは最低でも180cm×90cm以上が理想です。

ベビーのうちは小型ケージでも飼えますが、成長が早いため将来的なスペース確保は必須です。

ケージ内には、隠れ家となるシェルターや、登り木・流木などを設置してストレスを軽減できる環境を整えましょう。

人の気配に敏感な個体も多いため、落ち着ける空間づくりが重要です。

テグーの飼育ケージについては以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。


温度・湿度・照明管理

ゴールデンテグーは南米の熱帯〜亜熱帯地域に生息しているため、バスキングスポットは40℃前後、ケージ内の温度勾配は25〜32℃前後を目安に設定します。

夜間は多少下がっても構いませんが、20℃以下にならないよう注意してください。

湿度は60〜80%を維持し、乾燥しすぎないように霧吹きや加湿器で調整します。

乾燥が続くと脱皮不全の原因にもなるため要注意です。

UVBライトの使用も推奨されており、紫外線を浴びることでカルシウム代謝を助け、骨の健康を保ちます。


餌の種類と給餌の頻度

テグーは雑食性で、昆虫・マウス・卵・フルーツ・野菜など幅広い食べ物を摂取します。

テグーの餌の選び方や与え方については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

ただし、ゴールデンテグーに関しては注意点があります。

流通している多くの個体がワイルド由来(野生採取)であるため、人工飼料や冷凍餌への慣れが悪い個体が多い傾向があります。

そのため、最初は生きた昆虫(コオロギ、デュビアなど)や新鮮なフルーツなど、野生でも好んで口にしていたと思われる自然な餌からスタートするのがおすすめです。

また、神経質な性格の個体では、食事環境や人の気配にも敏感に反応するため、落ち着いた環境での給餌が重要です。

なかなか餌を食べない場合でも、強引に与えようとせず、個体のペースに合わせて慣らしていくことが大切です。


扱いやすさと慣れやすさ

前述のとおり、ゴールデンテグーはワイルド個体が多いため、警戒心が強く、慣れるまでに時間がかかる傾向があります

急な動きや無理なハンドリングは避け、餌やりや掃除の際に少しずつ距離を縮めていくことが大切です。

慣れてくれる個体もいますが、B&Wテグーのように「なついて膝の上に乗ってくる」ほどフレンドリーになるかどうかは個体差があります。

ハンドリングにこだわりすぎず、観賞目的のペットとして付き合うのも一つのスタイルです。


ゴールデンテグーの販売状況と値段の目安

ゴールデンテグーはその希少性と独特な体色から、爬虫類ファンの間で非常に人気がありますが、国内での流通量はごくわずかで、常に販売されているわけではありません。

見つけたときが購入のチャンスと言えるほど、市場ではレアな存在です。


販売されているショップの傾向

一般的な爬虫類専門店ではゴールデンテグーが取り扱われることはまれで、主に大型爬虫類イベントや、輸入ルートを持つ一部の上級ショップに限られます。

ネットショップやSNSでの入荷告知をこまめにチェックしておくと、偶然出会えることがあります。

また、輸入元やブリーダーと直接取引している個人販売者からの入手例もありますが、飼育経験が浅い場合はアフターサポートのある信頼できる店舗を通じての購入が安心です。


値段の相場と価格の幅

現在、ゴールデンテグーの販売価格は15,000〜25,000円前後が主流です。

発色や模様により価格が多少上下することはありますが、10万円を超えるような個体は極めてまれで、ごく一部のマニア市場やブリーダー間で限定的に存在する程度と考えられます。

あくまでペットショップやイベント等の一般的な流通価格としては、1〜2万円台が基準と見てよいでしょう。


購入前にチェックすべきこと

ゴールデンテグーは流通のほとんどがワイルド個体のため、輸送によるストレスや寄生虫のリスクもあります。

購入前には以下のポイントを確認しておきましょう。

  • 健康状態(目の輝き・皮膚のハリ・動きのスムーズさ)
  • 給餌状況(餌を食べているか)
  • 担当スタッフの飼育アドバイスが明確かどうか
  • 可能であればピンセットから餌を取るかの確認

また、「ゴールデンテグー」と称して販売されている個体の中には、見た目が似ているだけで血統や種が曖昧なケースもあるため、購入時は信頼できる情報源や販売者からの購入を推奨します


まとめ|希少なゴールデンテグーを迎える前に知っておきたいこと

ゴールデンテグーは、まばゆい金色の体色と希少性で注目を集める存在ですが、その魅力と同時に、他のテグーとは異なるいくつかの注意点も抱えています。

流通の多いB&Wやレッドテグーと違って、コロンビア産のワイルド個体が中心であるため、神経質な面が強く、慣れるまでに時間がかかる場合があります。

また、人工飼料や冷凍餌への適応が進んでいない個体も多く、初期の給餌にも工夫が求められます。

飼育には広いケージと安定した温湿度管理が必要で、価格も比較的高額。

「見つけたときが買い時」というレベルの流通量のため、購入を検討している場合は、あらかじめ飼育環境を整えておくことが望ましいでしょう。

とはいえ、その美しさは唯一無二。一般的なテグーでは満足できない上級者にとって、ゴールデンテグーはまさに「最後の一匹」と言える存在かもしれません。

正しい知識と覚悟を持って迎え入れれば、きっと特別なパートナーになってくれるはずです。

\ ついでにこれも読んでいけ。 /
いや、読んでくださいお願いします(土下座)

スポンサードリンク
スポンサードリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次