「アオダイショウって3mになるらしいよ」と聞いたことはありませんか?
たしかにSNSや一部の掲示板では“巨大アオダイショウ”の目撃談が語られることもありますが、実際には3mになる個体は確認されていません。
平均サイズは1.5m前後、大きくても2mほどが現実。
ではなぜ「3m説」が広まったのでしょうか?
この記事ではその噂の真相と、実際の最大サイズの記録、飼育時の注意点まで分かりやすく解説していきます。
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アオダイショウが3mになるって本当?
結論から言えば、アオダイショウが3mになるというのは事実ではありません。
アオダイショウの平均的な体長は1.2〜1.6m程度で、大きな個体でも2m前後が限界とされています。
「3mに達した個体がいる」という正確な記録や標本はなく、これは都市伝説や誤解による情報と見てよいでしょう。
SNSや掲示板では「見たことある」「昔はもっと大きかった」といった声も見られますが、体感の誇張や他のヘビとの混同が原因のことが多いです。
ただし、自然の中にはまれに2mを超える個体も存在することがあるため、「アオダイショウ=大きい」という印象自体は間違いではありません。
3m超えのヘビは存在する?世界の巨大ヘビたち

アナコンダ
アオダイショウが3mに達することはないとされますが、世界には実際に3mどころか5mを超えるヘビも存在します。
たとえば、有名なのは以下のような大型ヘビたちです。
- アミメニシキヘビ(東南アジア)
世界最大のヘビ。全長6m超えの個体が記録されており、稀に人間を飲み込む事故も報告されています。 - アナコンダ(南米)
世界最重量級のヘビ。太さ・力強さは最強クラスで、体長5m・体重200kg超の個体も存在。水中生活がメイン。 - ビルマニシキヘビ(東南アジア)
ペットとして飼育されることもありますが、成長すると4m超えの大蛇になり、飼育者を襲う事故も発生しています。
このように、3m超え=超巨大ヘビの仲間入り。
日本のヘビの中ではアオダイショウが最大級ではありますが、世界規模で見れば3mは“危険なライン”の目安にもなります。
もしアオダイショウが3mになったら?人への危険性は?

仮にアオダイショウが本当に3mに達したとしたら――
それは日本の自然界において“異常事態”と言っても過言ではありません。
現在知られているアオダイショウの生態から考えると、3mの個体が現れることはほぼ不可能ですが、もし存在した場合、その力や行動にも変化が出る可能性があります。
ヘビは体長が伸びるほど筋力や締めつける力も増すため、3m級ともなれば小型犬や猫などの小動物を捕食できるレベルになります。
さらに、仮に人間の子どもが不用意に近づいた場合、絞めつけ事故が起こるリスクもゼロではありません。
もちろん、アオダイショウは毒を持たず本来は臆病な性格なので、積極的に人を襲うことはありません。
しかし、野生動物はストレスや防衛本能で突発的な行動をとることがあり、想定外の事故につながることも。
つまり、アオダイショウが3mになったら――
それは「ちょっと珍しい大きいヘビ」ではなく、“軽く警戒すべき生物”に変わってしまう可能性があるということです。
アオダイショウをペットとして飼育している人はいるの?

「野生のヘビなんて飼ってる人いるの?」と思う方も多いかもしれませんが、実はアオダイショウを含むナミヘビの仲間をペットとして飼育している人は案外多いんです。
特にアオダイショウは日本に広く分布していて、性格もおとなしく毒もなく、比較的丈夫な種類。
そのため、ヘビ飼育の入門種として注目されることもあります。
最近では爬虫類カフェやペットショップでアオダイショウを見かけることも増えてきており、見た目の美しさや神秘的な雰囲気から“推しヘビ”としてファンもいるほど。
また、SNSでも「#アオダイショウ」「#ヘビ飼育」などのハッシュタグで、飼育中の様子をアップしている人たちが多数います。
ハンドリング(手で持つこと)を楽しんだり、ケージレイアウトにこだわったりと、愛情を込めて育てている人たちの投稿も少なくありません。
もちろん「全長2m近くになる」と聞くと驚くかもしれませんが、しっかりと環境を整えて迎え入れれば、アオダイショウは魅力的なパートナーになりうる存在です。
まとめ:3mの噂に惑わされず、アオダイショウの魅力を知ろう
「アオダイショウが3mになる」という話は、誤解や噂が一人歩きしたものと考えられます。
実際には、平均1.5m前後、大きくても2m程度が限界で、3m級の個体が公式に記録された例はありません。
ただし、世界にはアミメニシキヘビやアナコンダなど、3mどころか5mを超える本物の“モンスター級ヘビ”も存在しており、比較対象として話が膨らんだ可能性もあるでしょう。
そんな中、アオダイショウは日本を代表する大型無毒ヘビとして、身近な自然やペット界隈でも静かな人気を集めています。
「3m」という極端な噂ではなく、本来の生態や魅力に目を向けて、正しい知識でヘビと接することが大切です。
\ ついでにこれも読んでいけ。 /
いや、読んでくださいお願いします(土下座)