コーンスネークのバター｜黄色い体色が魅力の人気モルフを徹底解説！

黄色い体色が美しい「バター」は、コーンスネークの中でも特に人気のあるモルフのひとつです。

キャラメル×アメラニという遺伝的背景を持ち、柔らかなバター色と赤い目が特徴的。

この記事では、バターの遺伝の仕組みや見た目の特徴、販売価格の目安に加えて、バターをベースにしたコンボモルフや他の黄色系モルフとの違いについても詳しく解説します。

「黄色いコーンスネークがほしい」と思っている方にぴったりの内容です。

コーンスネークのバターはこんなモルフ

以前、コーンスネークのキャラメルというモルフについてご紹介しました。

キャラメルは、遺伝的にはいわゆるザンティックで、青い色を消し、黄色を強める遺伝形質です。

コーンスネークの場合、もともと青い色はないので、黄色が強調される方向に現われます。

その結果、地色が黄色でブロッチが茶色という、キャラメル色そのものであるキャラメルが誕生したのです。

そのキャラメルに、黒い色素を消すアメラニスティックを掛けると、茶色の黒い部分すら消えてしまいます。

それが、バターというモルフです。

つまり、バターはキャラメルのアルビノ、ということになります。

見た目の特徴としては、地色は薄い黄色で、ブロッチがやや濃い黄色となり、頭部に近い部分は地色の黄色が強く出ています。特に頭の部分など、まさにバター色です。

参考ツイート

脱皮前すぎて怖いです🥹🥹🥹#コーンスネーク#バター pic.twitter.com/VGyY1tX5lL

— あいす🍨 (@pubg_a1) December 30, 2023

ぴましたシトラスくん、ごはん🐍🐁✨️#ｺｰﾝｽﾈｰｸ #ﾊﾞﾀｰ pic.twitter.com/Hrx4hPBueG

— てとら (@bluewhite86410) February 22, 2025

目の部分にはアメラニの特徴を残しており、赤い目になっています。

コンボモルフだということもあり、販売価格は15000～25000円くらいとやや高価ですが、それだけの価値のあるモルフといえます。

というのも、バターを使って模様に変異を起こすモルフと掛け合わせたり、他の色と混ぜたり、可能性が大きく広がるのです。

バターを使ってオリジナルモルフを作りたいのに、キャラメルから自分でバターを作っていては大変です。

この価格は、バターがこれ以上いじりようのない完成形ではないからこその価格といえます。

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黄色いコーンスネークはバターだけじゃない！他の黄色系モルフ

バターは黄色系モルフの代表格ですが、コーンスネークには他にも黄色を基調とした美しいモルフがいくつか存在します。

ゴールドダスト

たとえば、「ゴールドダスト」はアネリスティックの一種であるディフューズドとキャラメルを掛け合わせたコンボモルフで、淡い金色のような発色が特徴です。

今日はへびさん人気です✨✨
へび大好きなお兄さん、コーンスネーク(ゴールドダスト)さんとふれあい中🎶
お兄さんが写真撮る時は、カメラ目線だったのに、私のカメラはなぜか避けていく…😭
舌ちろちろが撮れたから、良しとしよう😇

❄️ユキ❄️ pic.twitter.com/xoqMl3slis

— ふくろうカフェricky盛岡店スタッフ (@rickyMstaff) August 20, 2021

名前のとおり、金粉をまぶしたような美しさがあり、黄色というより「ゴールド系」として人気です。

サンキスド

お疲れ様でございます😊
今年最初の満月🌕
ウルフムーン🌝
めっちゃ綺麗ですょ!
お財布フリフリ👛
お尻フリフリしてくだい笑笑
お金が入ってくるらしいです😁
ご来店お待ちしてまぁ〜す❤️#コーンスネーク#サンキスド#パステルモトレーキューブ pic.twitter.com/BGu7ngOz8L

— ぺっとふりーく (@Pet_Freek) January 28, 2021

「サンキスド」は赤と黄色が混ざったような発色を持つモルフで、暖色系の発色が全体的にやわらかく、見た目の印象も非常に穏やかです。

ハニー

コーンスネーク ハニー 入荷！ pic.twitter.com/27XunfKIpB

— Reptiles Shop Queen (@ReptilesQueen) December 20, 2020

さらに、「ハニー」と呼ばれるモルフは、ゴーストとキャラメルを掛け合わせたコンボで、くすみのあるはちみつ色をした上品な体色が魅力です。

これも黄色系に分類されることが多く、バターとはまた違った印象を与えてくれます。

このように、黄色系モルフはバター以外にも多数存在し、それぞれが異なる表現を持っているため、自分好みの黄色いヘビを探す楽しみも広がります。

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バターから広がる可能性

バターのもつ形質は発現しやすいらしく、模様系の変異モルフはすべて黄色になります。

モトレーと掛け合わせればバターモトレー、ストライプと掛け合わせればバターストライプです。

参考ツイート

新入荷🙌
コーンスネーク　バターストライプです🐍
キレイなバター🧈色の子です
ピンクマウスＳサイズ食べてます😊 pic.twitter.com/0RK9SL48cp

— animal KOBAR（2/1.2 in釧路） (@animal_KOBAR) February 25, 2024

さらに、ストライプの中にはほとんど模様が消えてしまうバニッシングストライプもおり、バニッシングストライプとバターを掛け合わせれば全身クリームイエローのヘビが完成します。

最近では、「第三のアネリスティック」といわれるシンダーとバターを掛け、バターミントというモルフが作られています。

コーンスネーク
“バターミント”♂

成長して綺麗になりました✨✨
安心サイズです！

イベント前は本日が最終営業です。

※ハニーワームは売り切れです。
カップ餌は残り僅かです。本日中のお取り置きも可能ですのでご希望の方はお手数ですが、お電話でご連絡ください。 pic.twitter.com/tF5opam8IY

— 爬虫類ショップ マニレプ スタッフの呟き (@manirepustaff) August 4, 2022

シンダーは明るい色になるアネリスティックで、アネリスティックの基本作用である「赤い色素を消す」作用が働きます。

バターの強い黄色から赤系が抜けることで優しい黄色になり、シンダーの上品なグレーが加わります。

バターミントはわりと新しいモルフで、ダブルコンボであるバター、レアモルフであるシンダーを使っているトリプルコンボであることから、まだまだ珍しく高価なモルフです。

バターは手に入る？

これだけの可能性を秘めたモルフですから、黄色いコーンスネークが欲しい人はもちろん、ブリーダーさんからも人気があります。

キャラメルにアメラニスティックを掛ければ作れるし、特に育て方の難しいモルフでもありませんが、そう簡単に手に入るモルフではありません。

バターがほしい人は、見つけたら買うくらいのつもりでいるといいでしょう。

また、バターを使ったコンボモルフは、作ったブリーダーさんがイベントに並べて様子を見ていることもあります。
バターコンボが並べられていないか、イベントでチェックするといいでしょう。

コーンスネークのバター【まとめ】

黄色いヘビがほしい人はもちろん、自分で新しいコンボモルフを作ってみたい人にとっても、バターは価値の高いモルフといえます。

ぜひ、お店やイベントで実物を見てくださいね。