コーンスネークの「ノーマル」とは?価格・特徴・ワイルドとの違いも解説!

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カラーバリエーション豊富なコーンスネークですが、元となる基本形「ノーマル」の魅力も見逃せません。

今回は、ノーマル個体の特徴や価格相場、ヘテロやワイルドとの違いまで詳しくご紹介します。

「特別なモルフじゃなくていい」と考える方にもぴったりな、コーンスネークの原点ともいえる存在です。


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目次

コーンスネークのノーマルとは?

今更なのですが、本来「モルフ」とは何らかの改良を行った品種を指す言葉なので、ノーマルをモルフとは呼ばないような気がします。

ここでは、野生個体と同じような色彩と模様をもつものをノーマルとして扱いましょう。

本来のコーンスネークであるノーマルは、地色が明るいオレンジ、濃い赤のブロッチ模様が規則的に並び、そのブロッチ模様のひとつひとつが黒く縁取られています。

コーンスネークには様々なモルフがありますが、モルフ同士を掛けあわせても、必ずそのモルフの子が生まれるわけではありません。

たとえば、スノーとスノーを掛けあわせても、生まれる子がすべてスノーとは限らないのです。

特に、「劣性遺伝」といわれる遺伝子で発現するモルフの場合、生まれる子のほとんどはノーマルと変わらないことがあります。

ブリーダーさんの場合、自分が狙ったモルフを作り出すために、こうしたノーマルを何匹も抱えなければいけなくなります。

そういうわけにはいかないので、ブリーダーの元からノーマルが放出され、ショップやイベントで並ぶわけです。

そのため、ノーマルは常にたくさん供給されていて、安価に販売されています。

ただし、両親の血統がハッキリしている場合、見た目はノーマルでも、その子の子どもをとれば両親由来のモルフが出る可能性があります。

そういうのを「ヘテロ(het)」と呼び、ノーマルとは分けて扱われます。


ノーマルは初心者にもおすすめ!その理由とは?

コーンスネークのノーマルは、派手な見た目こそありませんが、実は初心者にとって非常に扱いやすく、「入門種としての優秀さ」が際立つ存在です。

丈夫さと安定性

まず注目すべきは、丈夫さと安定性です。

ノーマルは長年にわたって繁殖されてきた背景があり、遺伝的に安定しており、病気になりにくく餌付きも良い個体が多い傾向にあります。

これは繁殖において中心的な役割を果たしてきたからこそ確立された「信頼のあるライン」といえます。

価格

次に、価格の手ごろさも初心者にとって魅力的なポイントです。

モルフ個体のように希少性や見た目の違いで値段が跳ね上がることが少なく、5000円前後で購入できる場合も多いため、飼育のハードルが低くなります。

また、ノーマルのカラーリングはコーンスネークらしい赤とオレンジのコントラストが楽しめるため、「コーンスネークらしさ」を味わえる一番ベーシックな品種とも言えます。

はじめて飼う人にとっても、「これぞコーンスネーク!」というイメージにぴったりです。

繁殖の楽しみ

さらに、見た目がノーマルであっても、遺伝的にはモルフの遺伝子を持っている「ヘテロ」個体である場合もあり、繁殖に挑戦したい人にとっては将来的な楽しみにもなります。

ノーマルは見た目だけで判断されがちですが、実際には初心者にも経験者にもおすすめできる、バランスの取れた優秀な選択肢なのです。

「ワイルド」と「ノーマル」の違い

あまり見かけることはありませんが、「ワイルド」というのが売られていることもあります。

野生個体と変わらないのがノーマルのはずですが、ワイルドとは何が違うのでしょう。

最近になって時折見かけるようになりましたが、ワイルドは文字通り、野生採集個体をベースにした個体です。

数々のモルフが当たり前のように流通するようになったからこそ、原点回帰のように野生のコーンスネークにこだわるブリーダーさんが守っている血統です。

同じような流れはヒョウモントカゲモドキでも見られます。

多くの場合、単なるワイルドではなく、産地などまで表記され、その細分化されたカテゴリーの中で血統維持されています。

もともと、コーンスネークにはオケッティやマイアミのように、モルフのように扱われている地域変異がありますが、あえて「ワイルド」として系統維持されているコーンスネークはさらに細かく分類しています。

そうしたブリーダーさんこだわりの逸品とも言うべき個体がワイルドです。

そのため、価格帯は15000円くらいと、ノーマルより高めに設定されています。

見た目があまりノーマルと変わらず見分けが難しいのに価格が高いのはそのためです。

私はノーマルが、というよりワイルドが好きなのでこうした個体に出会うとワクワクしますが、興味のない人にとっては単なる高いノーマルです。

素直に好きだと思える人が買うべき個体でしょう。

コーンスネークのモルフの原点のノーマル【まとめ】

ノーマルといっても、他のモルフを殖やそうとした結果生じるノーマルもいれば、産地にこだわって系統維持されているワイルド個体もいます。

価格の安いノーマルであっても、モルフでないというだけで、その個体の価値が低いわけではありません。

ノーマルだから、モルフだからと決め付けず、自分の好きな個体を見つけて飼うのが一番です。

モルフ名が青色になっているモルフはクリックで詳細ページへリンクします。

コーンスネークの主要モルフの記事一覧

ノーマル

原種に近い姿。もっともベーシックなカラー。

アルビノ

黒い色素が消失。鮮やかな赤模様が特徴。

アネリスティック
黒い色素が消失。鮮やかな赤模様が特徴。

ブラッドレッド

真っ赤な体色を持つモルフ。迫力ある見た目が特徴。

オケティ

ノーマルに似ているが、ブロッチの縁取りが太くコントラストが強い。

ハイポ

色素が薄く、全体的に明るく柔らかい印象に。
ゴーストの構成要素。

キャラメル

茶色系の柔らかい色味で人気。

ラベンダー

紫がかった幻想的なカラー。

ゴースト

色味が淡く、やや灰色がかった上品な見た目。

バター

キャラメル×アルビノで作出。明るく黄色系。

テッセラ

特徴的な網目模様(ストライプ模様)が出る。

パルメット

白地に黒い斑点の美しい突然変異モルフ。

キャンディケイン

赤と白のはっきりしたコントラスト。派手で人気。

バブルガム

淡いピンク調で、緑の光沢が見える珍しい個体も。

ホワイトアウト

極限まで白さを追求したトリプルコンボモルフ。

白系モルフ

白系の人気モルフを比較紹介。

グレイシャー

スノー+ラベンダーなどの掛け合わせによる白系レアモルフ。

モルフ名が青色になっているモルフはクリックで詳細ページへリンクします。

\ ついでにこれも読んでいけ。 /
いや、読んでくださいお願いします(土下座)

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